指標
良い指標
確認しやすく、容易
行動につなげやすい
悪い指標
上司を説得するための指標。自分の仕事では一切使っていないが、上司が納得するためにいじくりこねまわされた数字が必要なため、その時だけ用いる指標。
例
デプロイの頻度 - 組織による正常な本番環境へのリリースの頻度
変更のリードタイム - commit から本番環境稼働までの所要時間
変更障害率 - デプロイが原因で本番環境で障害が発生する割合(%)
サービス復元時間 - 組織が本番環境での障害から回復するのにかかる時間
https://gyazo.com/c82137d88bc7188789895363f78cc1ba
----
指標
Q つまり、公的セクターでバランス・スコアカードが普及する余地は大きいわけですね。
A バランス・スコアカードは、いろいろな意味で民間よりも公的セクターにより適しています。なぜなら民間セクターでは、ちょっとした不注意があっても、最終的には財務面の規律が働いて、収拾がつかないほどの事態は避けられます。株主への説明責任が必ず付いて回りますから。他方、公的セクターでは一般に競争がありませんが、使命を明確にして成果指標を設け、それに沿って必要な行動を取るようにすれば、非常に大きな効果があるはずです。
「使命の達成度をどんな指標で測るか」という問いを習慣づけるとよいでしょう。そうすれば、この問題を徹底的に考えざるを得なくなります。「測定」という言葉には大きな威力がありますから。糖尿病予備軍の健康状態を改善するという任務を帯びた人は、どうすればその達成度をつかめるでしょう。集めた寄付金の活用状況を知るには? 糖尿病関連の協会はほかにもありますから、それらを見習うのも一案でしょう。ただし、商業銀行とは違い、評価基準やベストプラクティスなどが揃っているわけではありません。