手段開発と目的開発
よりよい手段はよりよい目的を生み出し、よりよい目的はよりよい手段を生み出す
目的開発
人一倍勉強をすることで優れたスキルを持つ専門家になったとしよう。ところが現実の業務では身に付けたスキルが使う機会が限られていることがある。仕事の8~9割が自分の高度なスキルは不要だったりする。身に付けたスキルは使われずにほこりをかぶることになる。
プロダクトの観点からかんがえると、その状況に必要なのはスキルを活かす目的の開発である。自分達は高度なスキルを持っていて、それをより使うことで大きな収益を得られることはないかを見出すことをする。
一人から組織に視点を切り替えてみよう。優れた人材がいるのに、その人材に合った仕事がなく、飼い殺しにされていることは少なくない。優秀な人材が揃っているのに、それらの優秀さを活かした仕事は限られていたり、優秀さに見合った収益を上げていない場合がある。その優秀さを活かすことが目的開発である。
・優れた手段をもっているが活かされていない
・すぐれたスキルがあるのに、業務では用いられることが限られている
・優れた人材がいるのに、その人材に合った仕事がなく、飼い殺しにされている
・優れた手段によって大きな収益を得られる対象を見つける(目的を開発する)
・実行する
手段開発
目的開発
目的開発と手段開発という視点を紹介してきたが、大切なのは自社の状況のバランスである。優秀な人材が飼い殺しにされている割合はどれくらいか。
目的は手段に先行する
人に手段の開発を要求する手段開発
手段は目的に先行する
人に目的の開発を要求する目的開発
手段開発
工夫する
新しい方法を取りいれる
デメリット
目的に適合しない手段やケイパビリティは使われない。アイドル状態。
目的開発