半導体市場
技術革新を迫られるNANDフラッシュの高密度化
2010年代後半以降のDRAMトレンド、微細化と記憶密度に関する偽説のカラクリを暴く
4年ぶりのリアルイベントとなった高性能プロセッサの祭典「Hot Chips」
NANDフラッシュメモリに続いて大容量DRAMも将来は3次元積層へ
2022年の半導体市場、不況の中Qualcomm、Broadcom、AMDが大きく躍進
https://gyazo.com/83c99ac35c6123c5853ed3090549fa82
半導体メモリ大手の先行指標、Micronの営業損益が赤字に転落
急落する半導体メモリ価格
VLSIシンポジウムで、2nm以降のデバイスを支えるFETや配線、メモリなどの革新技術
2022年も、半導体はおもしろい(前編)
半導体不足を追い風に、2年連続で過去最大を更新する半導体市場
25%成長でもランキングの順位が下がるという恐るべき事実
2021年の半導体ランキング、AMDが驚異の64%成長で12年ぶりにトップ10入り
半導体デバイス12品目、2026年に50兆5296億円へ
ソニーとTSMC、熊本に新半導体工場建設との報道
https://gyazo.com/edf7541ef5747a13d8c9a08896ac7f6e
中国での半導体製造、2021年にも日本を上回る見込み
英国に拠点を置く市場動向調査会社Omdiaによると、2020年の世界半導体市場(日本市場を含む)が前年比10.4%増の4733億ドルと2桁成長する中、日本の半導体企業の合計売上高は、前年比1.6%増の434億ドルにとどまったという。
世界市場の9%を占める日本の半導体企業だが、その上位10社の売上高合計は前年比5.2%増となったものの、11位以下の半導体企業の売上高合計額は同19.7%減の2桁下落となり、売上高全体の約1割を占める中小企業の凋落が目立った。
日本の半導体企業売上高トップはNAND専業のキオクシア(旧 東芝メモリ)で、NANDの価格高騰の恩恵を受け、その売上高は前年比23%増と2桁成長を遂げたものの、世界の半導体企業ランキングでは11位とトップ10ランク外となった。
2位はソニー子会社のソニーセミコンダクタソリューションズ(世界ランク14位)、3位はルネサス エレクトロニクス(同19位)で、この3社が年間売上高60億ドルを超す国内大手3社となる。ただ、ルネサスは毎年世界での順位を落としてきており、今後も世界ランキングのトップ20以内に留まれるかが注目される。全体的な順位としては、2019年と比べて1~8位まで変動はないが、富士電機がパワー半導体への投資で売り上げを同20%増とし、2019年の11位から9位へと浮上。その結果、売上高を同14%減と落としたソシオネクストが前年の9位から10位へとランクを1つ落とす結果となった。
日本の半導体企業売上高トップ10のうち、ルネサス エレクトロニクス、ローム、日亜化学工業、サンケン電気、ソシオネクストの5社が前年比で売り上げを減少させており、コロナ特需の恩恵に預かれなかったものとみられる。
2020年の日本半導体企業売上高ランキング、トップはキオクシア - OMDIA調べ
2021年のVLSIシンポジウム、CMOSは1nm以下へと微細化の極限を目指す
「自国の半導体ユーザーが供給不足に困っている。理由は自国に半導体工場が少ないからだ。解決策として、自国の半導体工場を増やそう」。このようなシナリオや報道記事などが、一部でまかり通っているようだ。しかし、半導体業界にある程度は関わっている者で、この解決策を信じる人々はあまりいない。基本的な誤りを含んでいるからだ。
一連の動きを説明する報道記事では、前提が誤っているようにうかがえる。「自国の半導体ユーザーが半導体製品を必要な分だけ調達できないのは、自国の半導体工場が少ないからだ」という前提だ。これがそもそも誤りなのだ。事実を認識していない、とも言える。
このシナリオには必ずと言って良いほど続きがある。「自国内の半導体工場を増やすためには、政府が助成策を講じるべき、あるいは助成策を強化すべきだ」というものだ。
大手半導体メーカーや大手シリコンファウンドリ(半導体製造請負サービス企業)などの公式声明は、この動き(政府による助成策)を歓迎する。ただし歓迎するのは、半導体不足の解消が主な理由ではない。半導体工場のコストが抑えられるからだ。
半導体を自国で生産しても、供給不足の解消とはならない
半導体の需要が供給を大きく上回ってファウンドリ市場がさらに成長するとの予想、半導体不足はしばらく続く可能性
コロナ禍でも好調を維持する半導体産業
COVID-19の影響で回復が遅れる半導体市場
2019年の半導体ランキングが決定、3年ぶりにIntelがトップを奪い返す 2020年1月20日