傾聴障害
解説の押しつけと傾聴障害
偏見なのだが、経歴の立派なおじさまによってたまーに経験する話し。女性の方がより残念な経験をしてしまっている人が多いと思う。
教科書的な当たり障りのない話しを、冗長に話しながら、絶えず言外のメッセージを送る人がいる。
言外のメッセージとは「オレの話を聴いているか? おれに敬意を払っているか? オレを上下関係において上に配置すると認めるか?」 といった承認要請をほのめかす行為だ。言葉のセンテンスごとに目配せしたり、相づちを期待する態度をする。
彼は一方的に話を続け、聞き手が何を知っているかを確認しない。そのため情報提供の側面としてあまり価値はない言葉ばかりが並ぶ。しかし承認を絶えず求めてくる。相手の助けになっていないのに、賞賛や敬意を要求する。
もちろん善意で相手の助けになろうと一生懸命になって話し続けてしまう人もいる。ここで相手がどのような人なのかを判断する方法として、怪訝な表情でうなずくことなく相手の目を見据えるといった、なにかしらの「あなたの話は私の助けになっていません」という言外のメッセージを送ってみる。
相手が「ああ、すみません。私の話は助けになりそうにないですか?」といった、こちらのフィードバックを求めてきたら、心から助けようとしているかもしれない。
一方で、気まずそうになり、言葉をつぐんでしまって別の人に話しかけるようであれば、彼は承認を得るために他人を消費しているだけかもしれない。
多そうな状況
おじさんから、若い男性に話しかける
おじさんから、女性に話しかける