修理
異常な状態から正常な状態にもどす行為
対象物の構造と機能を理解し、原因を特定するため、非常に認知的負荷が高い。
舗装や水回り、メンテがダメな深セン、少しずつマトモに。歩道の壊れたタイルに修復が入り、作りっぱなしでメンテしない深センではめずらしいムーブ。
キーボードのパンタグラフ
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https://gyazo.com/e4b459b2b1011e0655f627d43c334a32
【実践】日焼けした本の修復
100年に一度のオルガン改修、大詰めに 英ヨーク大聖堂
https://youtu.be/84hr4231M0U
https://youtu.be/kK_tFlA6B_o
巧みな知識労働を行っているが、原因解決のために投入する資源(部品)はごく少数
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修理コストの削減
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以前よりSwitch本体を修理に出す場合にはオンライン上で申し込みなどをする「オンライン修理受付」を行なっている。こちらでは修理の見積りがメールで連絡されるため、素早くやり取りができるほか、修理代金が5%割引される。修理に出す際の梱包方法なども図付きで紹介されており、お盆の時期を前に壊れてしまったハードなどをまとめて修理依頼するチャンスとなっている。
任天堂、オンライン修理受付で代金が5%オフになるなど修理に関するポイントをまとめてアナウンス
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修理
プレステロは前々から、故障した保育器に関心があった。自分で「デザインが肝心デザイン・ザット・マターズ」という団体を始めていて、数年前からは、もっと信頼できる、価格の安い保育器を作ろうということで、新しい仕様について研究していたからだ。複雑な医療技術を保持すると言っても、途上国にある場合と欧米の病院にある場合とでは事情が違っていて、そのことをふまえた仕様にしようと考えていた。途上国用の保育器を設計するのは、ちゃんと動くものを作るということだけではなかった。
必ずしも交換用の部品や訓練を受けた修理要員が安定的に提供されるわけではない。そこでプレステロらのチームは、もともと途上国に豊富にある部品から保育器を組み立てることにした。このアイデアは、ボストンのジョナサン・ローゼンという医師から出たものだった。途上国へ行くと、比較的小さな町でも自動車の修理ができるらしい。ローゼンはそこに目をつけた。エアコンもノートパソコンもケーブルテレビもない町だが、それでもトヨタの四輪駆動車が立派に走り回っている。そこでローゼンは、プレステロに一つのアイデアを伝えた。車の部品で保育器を作ったらいいんじゃないかと。
このアイデアが出てから三年後、デザイン・ザット・マターズのチームは「新保育器ネオナーチャー」という試作品を送り出した。外観は流線形の現代的保育器のように見えたが、その中身は自動車だった。必要な温度は車のヘッドライトで提供する。濾過した空気をダッシュボードのファンが循環させる。ドアの警告音装置が警報音を出す。この装置の電源はシガレットライターか、標準型の自動車用バッテリーから取れる。ネオナーチャーを車の部品から組み立てるのは、二重の意味で効率的だった。地元の部品が使えたし、自動車修理の知識も地元にあったからだ。この二つは、ローゼンのお気に入りの言い方で言えば、途上国の状況でも豊富にある資源だった。ネオナーチャーを修理するには、訓練を積んだ医療技術者を派遣する必要はない。マニュアルを読む必要もない。故障したヘッドライトの交換のしかたを知っていればよい。