体系
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ソフトウェアテストで参考にしている67のモノ 2021
知識の体系化とビジュアル化 工学教育への応用 上杉滋
体系家のお芝居というものがある。彼らは体系を仕上げようと思い、それの周りの地平線を完成するので、彼らは自分たちの弱い性質を強い性質の様式で登場させることを試みざるを得ない。― 彼らは完全な、一様に強い性格の人々の役を演じようとする。 曙光 318
一旦体系的に学んでしまうと、その体系からはなかなか抜け出せないものです。自分が教えられた時のように、自分が学んだ体系の軸をずらさないように、その範疇を超えるやり方は排除するという癖がついてしまいます。
体系とは、ある一定の原理をもとに全体的に統一され整理された知識の全体像のようなものですが、確かに知識というものは一応体系的に学んだ方が理解と応用は進むものの、一方でその体系外のものを認めないという感じで盲点が生じてしまう場合があります。これは有用で利便性のある体系がもたらすものではありますが、根幹は知識への執著、学ぶという行為を含め「自分が行ってきたこと」への執著です。
体系家に注意!
悪しき体系家
統計力学・情報理論・生態形態発生論の成果を、やみくもに取り込みもその分野に特有の述語をスローガン化するようになってからは、彼の特性は、逆に何でも自分の体系で説明してしまおうとする、悪しき「体系家」のそれに近づきつつあるようにも懸念される。これは余計なことではあるが、この国でも昨今とみに「自己指示」だの「オートポイエーシス」だのといった、この手のスローガンだけが一人歩きしはじめている気配が濃厚なので、読者としてもくれぐれもご用心いただきたい。