ユーザーヒアリング
顧客とどれくらい話す必要があるか
情報の重複が8割を超えるまで
プロダクト開発における人類学の罠
人類学者に対応してくれるのは、そのコミュニティのはぐれものという罠がある
顧客に会いにいって気前よく話してくれる人が、母集団の典型的な属性であるかは見極めないといけない
わざわざユーザー調査に対応してくれる人が、本当に典型的なユーザーなのだろうか?
アーリーマジョリティ向けのプロダクトにもかかわらず、ニッチユーザーにヒアリングしてしまったら目も当てられない
IDEOのトム・ケリーがまとめたイノベーション人材の種類に人類学者がいるが、プロダクト開発ではどのようなふるまいをするのかさっぱり分からなかった
その動き方がハッキリイメージできたのは、事業開発において文化人類学の適応で著名な人にパコ・アンダーヒルだった
パコ・アンダーヒルはショッピングモールのビデオをひたすら観察し、人がどうしたら店に入るのか、商品を手に取るのか、出て行ってしまうのか、そのキーとなる瞬間をひたすら調べた
その瞬間の一つにお尻がある。店舗でお尻がぶつかると客は店から出て行ってしまう。ぶつかりを減らすと売上が上がった