ファインマン効果
学習の自己評価に関する錯誤。
分かりやすいことと分かることは違う。分かりやすいことは分かったつもりになりやすいが、分かることを保証しない。
分かりやすい説明は分かった気になる。ところが、テストすると全く分かっていなかったことがある。
ファインマンがわかりやすく説明する達人だったが、生徒がテストしてみるとまったく理解していなかったことから名前がついた。
因果的説明によって改善できる。
教師が授業で面白い冗談を口にしたり、猫の動画を見せたり、BGMを流したりといわゆる「魅惑的な情報」を生徒に提供した場合、生徒にとっては非常に興味深いものであっても、学習において無関係であり有害である可能性が高く、生徒は肝心の授業内容を理解する能力が落ちるということが明らかになった。
教師が面白い授業をすればするほど、生徒は授業の内容を理解できなくなる(アメリカ研究)
わかりやすい説明をすると「結論を理解する労力」が「その結論を導き出した労力」と誤解されるときがある