ファインマンテクニック
1:「概念」を選ぶ
自分が学習したい概念が何なのかを設定します。その中身は「重力」でも「世界史」でも何でもOKで、とにかく「これを学びたい」というものを設定。設定したら、白紙の冒頭に書き付けます。
2:その「概念」について「人に教える」
次に、白紙の冒頭に書いた「概念」について、「誰かに教えるときのように」自分が知っていることを紙に書き出していきます。ただしこのとき、教える対象は生徒、あるいは子どもを想定します。これはなぜかというと「専門用語や複雑な語句を用いれば説明できる」という状態では、自分が理解できているかできていないかがはっきりしないためです。平易な言葉で説明しようと心がけることで、自分がどこまで概念を理解できているのかがわかります。
3:教科書(元の資料)に戻る
人に教えようと知っていることを書き出していくと「自分が知っている範囲」というのが見えてきて、知識の欠如に気付くことができます。これこそが価値のある点で、欠如しているとわかったら、改めて教科書や資料に戻って「再学習」し、改めてわかったことをノートに書き込んでいきます。
4:再検討と単純化
これで、冒頭に「学習したい概念」、その後に「自分が知っていたこと、知ったこと」が書かれたノートが完成しました。最後に、このノートを読み返して、自分が専門用語や複雑な用語を使っていないかを再確認、必要があれば音読します。もしも、ここで説明が複雑だったり、不明瞭な説明が残っていれば、それは「自分がまだ理解しきっていない」「理解するためにやるべきことがある」ということなので、さらに学習・理解を深めることができます。
出典
効率よく物事を学習するための便利な技術「ファインマン・テクニック」とは? - GIGAZINE