カテゴリー知覚
category perception
p144
言語はしたがって、世界にあるあらゆるものを区切り分かつということをする。ここまでは「遅い」で、ここからは「速い」と区別をする。別の言い方をすればカテゴリー化するわけだ。この章ではじめのところで話題にした虹の色にしても、実際には、虹の色は連続的に変化している。それを五色や六色や七色に区切っているのだ。
私たちの知覚は、連続して変化するものに対してどこかで境界線を引いてAとBに区別して知覚するという性質がある。このような知覚のことを「カテゴリー知覚(category perception)」という。
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出典