1元配置モデル
要因$ A
水準の数$ J
第$ j水準で$ n_j個の個の観測値が得られるとする
第$ j水準における第$ i番目の個体の観測値を$ y_{ij}で表す
この時、以下が成り立つとする。
$ y_{ij} = \mu_{j}+\epsilon_{ij}
$ \epsilon_{ij} \sim N(0, \sigma^2)
すると、モデルは以下のように書ける。
$ \tag{1} y_{ij} \sim N(\mu_j, \sigma^2)
今の関心は、各水準で平均に差があるかどうか。
$ \mu = \frac{n_1}{n}\mu_{1}+\frac{n_2}{n}\mu_{2} + ... + \frac{n_J}{n}\mu_{J} = \frac{1}{n}\sum_{j=1}^{J}n_{j}\mu_{j}
この量を全体平均とよぶ。また、水準の平均から全体平均を引いたものが効果であると捉え、
$ \alpha_{j} = \mu_j - \mu
を第$ j水準の効果とよぶ。
これを用いると、モデル(1)は以下のようにも書くことができる。意味は、「全体平均+効果+誤差」となる。
$ y_{ij} = \mu + \alpha_{j} + \epsilon_{ij}
参考:入門統計解析 p308