遠射の本当の意味
「遠射」を「遠くから攻撃できる」と思ってる方が多いと思いますが、実は違って。
いや、違ってはいないんですけど、その次が意識されてない気がします。
遠くから攻撃すると、敵がこっちに寄ってきます。その間、こっちは何してるかと言うと、攻撃をしています。
遠射積んで賊を攻撃すると、よくわかります。
つまり、遠射とは、「遠くから攻撃できる」能力ではなく、「最初の数秒間、一方的に攻撃できる」能力です。
その「数秒」って、何秒?
というのがテーマです。
何秒なのかを正確に測るのは、極めて難しいです。
そこで、座標と機動を利用します。
https://gyazo.com/8b6de8200706977b19ebe295efc18b0a
個人都市を攻撃すると、遠射分の距離をおいて、部隊が止まります。
その部隊と都市との距離を計算します。
上の画像では、(140,1368)と(144,1373)ですので
(140-144)^2+(1368-1373)^2
の平方根ですので、約6.4里になります。
画像見ても、結構離れてますもんね。
次に、ほぼピタッとくっついている画像です。
https://gyazo.com/9a712f2c309753b3c612c977146a0710
(143,1372)と(144,1373)ですので、距離は約1.414里になります。
部隊に技能「遠射」を持っている武将を入れて、射程を1.0から4.5まで変えてみて、部隊と都市の距離がいくらになるかを計算します。
真横から近づいた場合と、ナナメから近づいた場合を調べました。
表にまとめると
table:射程と距離
射程 真横から ナナメから
1.0 1~1.414 2~2.236
1.5 1.414 2
2.0 2~2.236 2
2.5 3 3.6
3.0 3.162 5
3.5 4~4.123 5
4.0 4~4.123 5.656~7.071
4.5 4.123 6.403
こうなります。
それぞれの場合につきたった2回しか試行してませんので、あんまり綺麗な実験結果じゃありませんが。
なぜか、覇道では、射程の定義が、↓こうなっているようです(あくまでイメージです)。
https://gyazo.com/d5f758a65117eb6ae22719720ee56e20
ので、同じ遠射3でも、ナナメの遠射3なら、真横の1.414倍の距離になります。
話を戻します。
上の表から、ものすごくザクッと考えて、射程3.0の攻撃側がナナメから攻撃を開始したとき、駐屯部隊との間には、2~3里の距離があります。
機動100の部隊は1秒間に0.5里進みますので、4~6秒間、攻撃側が一方的に攻撃できるわけです。
袁紹だけ「遠射2+突騎鞍」をつける編成を使ってらっしゃる方も多いと思いますが、袁紹は、他の25秒戦法の武将とほぼ同時に戦法が発動しますよね。
他の武将より約5秒早く戦法が溜まり始めるからで、この体感と、今回の考察が一致します。
虎マント買った人も多いと思いますが、虎マントは最初の戦法が10%たまった状態で始まるわけで、30秒戦法の武将で3秒、25秒戦法の武将で2.5秒のアドバンテージなんですね。
射程3だとそれ以上のアドバンテージが得られるわけです。