演劇大学in福岡2012
https://gyazo.com/95f8ffcb3f19f1a81340b3475c799a52
https://gyazo.com/aa16578efe3b869ea8f6c67f6bb981de
「からだで遊ぶ」
会期:2012年8月31日〜9月2日
会場:グローバルアリーナ
「からだで遊ぶ」をテーマに掲げて、2泊3日のサマーキャンプを開校します。人が多い都市を少しだけ離れ、いつもとは違う環境で演劇を捜索する現場に集中する3日間!演劇とい表現方法の中で「からだ」を動かすと、どんな違いや発見があるのでしょうか?言葉だけに頼らずに伝えることができるでしょうか?また、舞台がどうやって創作されているのか、プロの創作現場がきになる、稽古はどういう風にしているの?などなど、じっくり体感してみたい方、そばで見てみたいという方、是非ご参加ください。
ごあいさつ
演劇大学校長:瓜生正美
福岡での演劇大学も今回で3年目を迎えます。今年は少し趣向を変えてのキャンプ地での開催、何か新しい息吹を感じつつ期待しています。現地で中心になって働いてくださる皆さん、どうかよろしくお願いします。「演劇大学」いつも、ぞくぞくするような楽しい時間です。はじめは「大丈夫かなあ」と若干の不安を抱えて見ているうちに、先生方の熱心な、そして適切なアドバイスと、参加する皆さんのエネルギーが重なって、ラストはいつも万々歳でした。今年も、皆さん、力を合わせて、ラストのラストを美しく飾りましょう。楽しみにしています。
1.地元演出家×講師とつくる
地元演出家が選んだ作品(上演時間30分程度)を、参加者の皆さんと共につくります。演出家へのアドバイザーとして各グループに講師が付きます。
グループ1
講師:西澤栄治
地元演出家:小塩泰史
グループ2
講師:羊屋白玉
地元演出家:中村雪絵
2.アボリジニ演劇をつくる
講師:和田喜夫
アボリジニ演劇の最大の特徴は、観客に語りかける<ストーリー・テリング>を最も重視したことです。過酷な歴史と現状に立ち向かうために、悲しいことを明るく、ユーモラスに、身ぶりを交えて描いています。
オーストラリアの先住民、アボリジニ演劇の出演者を募集します。また、創作現場を演出側から見てみたいという方には、お手伝いする演出部もあり。
3. からだのワークショップ
講師:智春
講師とともに、遊んでいるようにからだの感覚を使って、2時間程度のワークショップを行います。ワークショップ後には発表会など、演劇大学を1日で体験できるコースとなっております。どなたでも気軽にご参加ください。
発表会
寝食を共にして、演劇のことだけを考えながら創作する2泊3日。そんな濃密な作品を、最終日に上演します。劇場で観るものとは一味違う舞台を楽しんでみませんか?是非ご来場ください。終演後には、2泊3日を振り返るシンポジウムあり。創作においての裏話などが聞けるかも?
瓜生正美
1924年、福岡県若松市に生まれる。1944年、学徒出陣で兵役に就く。戦後、新劇の草分け的存在である土方与志に師事。1964年、「秋田雨雀・土方与志記念 青年劇場」を創立。以来1997年まで劇団の代表を務める。(社)日本劇団協議会会長、日本演出者協会理事長などを歴任。現、青年劇場、(社)日本劇団協議会顧問。
西沢栄治
演劇の面白さをまっすぐ描く心意気で、和洋の古典・近代戯曲の力強い表現をめざす。日本演出者協会主催若手演出家コンクール2003、最優秀賞受賞。主な演出作品に「女の平和」「わが町」「東海道四谷怪談」「間違いの喜劇」(以上、JAM SESSION)。椿組「椿版・天保十二年のシェイクスピア」「どん底」プリエール・プロデュース「七本の色鉛筆」はいリンド「牡丹燈籠」など
小塩泰史(14+)
1974年生まれ、福岡県出身。14+(フォーティーンプラス)所属。1999年より俳優として舞台を中心に活動を開始。2011年、ユニットsick36において、「ふるきをたずねて、新しきを知る」というコンセプトで"先人シリーズ"を手がける。「料理昇降機」(作:ハロルド・ピンター)、「ハムレット」(作:シェークスピア)、「煙草の害について」(作:チェーホフ)を演出。
羊屋白玉(指輪ホテル)
北海道出身。演出家、劇作家、俳優。「指輪ホテル」主宰。オルタナティブ空間を通して「劇場」そのものを考察し、出自がさまざまな女性パフォーマーのみで構成される作品群。これらを携えて、社会観や世界観、死生観のあり方を提示してきた。2001年、アジアン・カルチュラル・カウンシルのフェローシップで、ニューヨークに留学。帰国後ヨーロッパ・北米・南米ツアーを実施。2006年、ニューズウィーク日本誌において「世界が認めた日本人女性100人」の一人に選ばれる。現在、米国の劇作家との共同制作と瀬戸内トリエンナーレ2013への出品のため準備中。
中村雪絵
1985年生まれ。福岡県出身。2022年劇団ぎゃ。を結成。主宰・脚本・演出を担当。「芝居を通して小さな驚きを提供する」ことを信条とし、企画性の高い公園を行っている。作風は寓話的で、可愛らしくも隅々に孤独や悲しみを感じさせるのが特徴である。E-1グランプリ2006九州大会優勝、CoRich舞台芸術アワード!2007・全国第9位、ffac企画創作コンペティションvol.1観客賞。
和田喜夫
1951年山口県下関生まれ。早稲田大学在学中より演出を始める。文学座養成所を経て、1982年から11年間、劇作家・岸田理生との共同作業を続ける。92年オーストラリアのアデレード、バース国際演劇祭で「糸地獄」を上演し絶賛を得る。01年よりオーストラリアやカナダの先住民の劇作家との共同作業を始める。また「在日」の演劇人との共同作業も多い。代表作に「糸地獄」、「居留地姉妹」「ウィンドミル・ベイビー」など。楽天団。日本演出者協会理事長。
智春
チィキィ*パークゥ主宰。コンテンポラリーサーカス、ストリートアーティストのショー、競技大会の選手振り付けまでを手がける演出・振付・妄想家。マイム・クラウン・アクロバットを軸としたサーカス芸をベースに幅広い表現方法を学び、自身もフィジカルパフォーマーとして活動。若手演出家コンクールでの最優秀賞、観客賞、をはじめ国内外のフェスティバルに招聘され数々の賞を受賞。シルクドゥソレイユ登録アーティストでもある。
主催:文化庁/日本演出者協会
共催:(公財)福岡市文化芸術振興財団
企画制作:日本演出者協会福岡ブロック、アートマネージメントセンター福岡
協力:グローバルアリーナ