アジア青空劇場フェスティバル2016
https://gyazo.com/74a7690b61f9dd1e4bd34cfc5215c220
「アジア青空劇場フェスティバルinKURUME」 宣言文
~意志のある劇場をつくろう~
近年、全国的に劇場が減少する傾向にあります。特に福岡県は人口500万を超える都市でありながら、舞台芸術を対象とした劇場は数えるほどしかありません。劇場とはその建物を意味するのではなく、そこにあつまる人々(観客・創作者たちなど)とそこでおきる現象が重要である、そのような場を劇場と呼ぶと考えます。 また、未来にむけて「意志のある劇場」が必要だと考えます。ただの箱としての劇場ではなく、演劇に希望を見出し、いまとこれからの世界に必要な「意志のある劇場」。
そこで「アジア青空劇場フェスティバル2016 in KURUME」では、関わる人達すべてが「劇場」について考え、話しあい、六角堂広場が「意志のある劇場」として理想的な場になるように取り組みます。
アジア青空劇場フェスティバル実行委員会
2016年9月19日(木)〜25日(日)
久留米シティプラザ(久留米市六ツ門町8-1)
プログラム
■アジア演劇屋台
アジア各国から参加する団体が「アジアの芸術・文化を紹介する」をテーマに、博多屋台の枠組み(1区画間口3m×奥行2.5m、リヤカー屋台を使用)を劇場として作品を創作し発表。
【開店・閉店(上演)時間】
9月23日(金)17:00頃~21:00
9月24日(土)12:00頃~20:00
【会場】
久留米シティプラザ 六角堂広場
【上演団体】
サンピリ(日本)、バカダミアン(日本)、Disorder What(台湾)、Zero to Hero(香港)、朴章烈(韓国)
【各作品内容】
サンピリ(日本)
お猿と遊ぼう!!「猿芝居」
タイの古典文学「ラーマキエン」の世界からハヌマーンがやってくる!
実在する人間の生や不確かな理解にある事件を見つめ、演劇表現を通して「永遠に解けない呪い」を思考する。2015年は一人芝居ツアーや演劇祭企画など15作品に携わった。
バカダミアン(日本)
ナショナリズム屋台「バカダミ庵」
最近の世界的な流行である右傾化について考察する芝居です。
バカダミアンとは 1999年に旗揚げ。演劇ならではの時空を超えた芝居を上演している。劇団員はその芝居に必要な役者、スタッフをその都度かき集める。くうきプロジェクト実験賞を2度受賞。
Disorder What(台湾)
台湾的純粋身体芸術「21分間のビーナス」
画家の眼に、あなたはかわいく映りたいか、もしくは真実でありたいか。
演出: Quan-han Chen 出演: Sunnyei Lu, I-Fan Chen
2011年から舞台芸術活動を開始。団体としては2016年に設立したばかり。久留米での上演はその第一歩である。
Zero to Hero(香港)
広東語と音楽と動きでつむぐ 旅と出会いの物語「Return Journey/リターン・ジャーニー」
うまくいかない人生から逃げてる私。ある日見知らぬ少女に出会った…
香港出身のKimとYobiの2人組。高校時代から演劇を始めた。旅すること、そして旅をテーマにアート作品を創作することを好む。
朴章烈(韓国)
地元ワークショップで作る演劇屋台!
演出家、作家、プロデューサー。1965年生まれ。演劇集団「反」創立代表及び常任理事歴任。ウソク大学演劇課講師、韓国演出家協会理事。代表作に「72時間」「シンバル(靴)」「レミゼラブル」「異血」他多数。韓国戯曲作家協会会員。高麗大学大学院メディア文芸創作学科講師。アルコ公演芸術アカデミー第5代総同門会会長。韓国演劇協会理事。ソウル演劇協会第3代会長。
ワークショップ参加者と共に「お一人様の演劇」を創作し発表。この作品は観客一人ずつ90センチ四方の箱に入って体感する作品。音、光、影などを感じながら、箱内から見える区切られた視覚を使い体験します。
日時
9月24日(土)17:00~21:00
9月25日(日)13:00~17:00
会場
久留米シティプラザ スタジオ3
料金
500円(予約不要)
講師
郗望(中国)・五味伸之(日本)
郗望 (Xi(シー) Wang(ワン)/中国)
演出家、俳優、演劇講師。 フランスの Jacques Lecoq school で2年間の教育を終えた初めての中国大陸の俳優である。卒業時のプロジェクトは、Theatre de l’enfumeraie の30周年プロジェクトとして招聘された。さらにこの劇場にレジデンスアーティストとして招聘され、ソロ作品「Histoire de la Chine」を創作、上演した。その後、Pierre Byland や Philippe Gaulier、Norman Tylor に師事し、クラウンやマイム、悲劇を学んだ。2014年中国に帰国し、演出家、演劇講師として活動。中国での主な作品として「Sui Ying」(演出)、「Frieda&Mandarine」(共同演出)などがある。
五味伸之(Nobuyuki(のぶゆき) Gomi(ごみ)/日本)
「記憶とのつきあい方」をテーマに演劇活動を行う。2005年より「空間再生事業 劇団GIGA」に所属し中心メンバーとして活動する。同年、自身が主宰する「無倣舎」を旗揚げする。その都度、メンバーを集めるユニット的スタイルで、画家やダンサーなど多ジャンルの才能を活かした活動を行う。この他、福岡恐いもの研究会を主催し、演劇×お化け屋敷「劇コワ」など、様々な演形式での演劇作品の発表も行っている。2009年、TongMyong大学(韓国釜山市)を皮切りにアジア公演も行う。2011年、「小劇場大演劇アジア交流フォーラム(SmallTheater Big Drama)」(香港)に毎年招聘されている。ohitorisamaは、2014年STBDにて香港のパフォーマンスグループHerStoryとworkshop作品としても上演する。2016年6月、「HIROSHIMA演劇祭2016」参加。演劇ワークショップでの進行役として、小学校や元ホームレスの方への演劇を通したコミュニケーション講座なども行う。 table talk theater(テーブルトークシアター)
アジアから世界の演劇フェスティバル等で活躍する舞台芸術家、ディレクター、観客がテーブルとテーマを囲んでお話しします。
日時
9月19日(月・祝)19:00~21:30(フェスティバル開会セレモニーあり)
会場
久留米シティプラザ 六角堂広場
参加料
無料
アジア演劇スペース
アジア地区で公募したアジアのアーティストのパフォーマンス。
日時
9月22日(木・祝)13:00~18:00
9月23日(金)13:00~17:00
会場
久留米シティプラザ 六角堂広場
上演団体
崔家樂/Gaffer
マイム・ジャグリングのパフォーマー。香港在住。2003年からFringe Mime And Movement Laboratoryに参加、マイムやムーブメントを学ぶ。これまで韓国、台湾、マカオ、深圳など各地でパフォーマンスを上演、香港管弦楽団主催の舞台にも出演した経験を持つ。
HP:www.hkfringemime.com
■みんなでピクニック!
アジアからのフェスティバル参加者、日本の参加者と久留米市民のピクニック!簡単な食べ物を持ちより、各国の食を囲んで交流。
日時
2016年9月25日(日) 11:00~13:00
会場
KUHONカフェ(久留米市 六ツ門町7-15)