Glyphs 自動勉強会 Vol. 12
11. 12 Sun 20:00–
Glyphsの自動勉強会です。Glyphsのみならず、文字に関することならなんでもOK。勉強会といっても堅苦しいものではなく、気軽に色々話せたらと思います。
自動勉強会について
雑談とセミナーの間みたいな感じ
ネタを集めておいて、参加者が三人以上でやったら開催
Glyphs自動勉強会は、隔月1回くらいの頻度でやっていきます
毎回アーカイブを取り、Youtubeに限定公開でアップロード予定
Youtubeでライブ配信することにしました。終わったら自動でアーカイブが生成されます
参加資格
文字に興味がある方なら誰でもOKです!
むしろ、色々質問してくれると嬉しいです
参加方法、ルール
GlyphsユーザーDiscord “Spur into Glyphs Club” に入ってください
もしくは、直前に@wolphtypeがつぶやくYoutubeライブをご視聴ください
進行はwolphtype.iconが行いますが、好きに喋ってもらってOKです。逐次質問も🙆♂️
進行は今後他の人にお願いするかもしれません
Youtubeのコメントや、Discordのauto-studyroomチャンネルで話すのもOK
聞き専が良い方はマイクをミュートにしてください。
Scrapboxも好きにいじってください!Discord・Youtubeでのコメントも自由に。
スライドとかは用意せず、下の項目に従って話しながら進めていきます。適宜Webサイトを参照したりGlyphsを画面共有したり。
目次に加筆した方は、自分のアイコンをつけてもらえると助かります。
目次(自由に追加してください)
作ってる・作ったもの・買ったものアピールコーナー
最近書体界隈であったことなど
Typotheque Clubwolphtype.icon
バーチャルのオンラインクラブ
ポイントを貯めて見本帳などと交換できるほか、オンラインのプレゼンテーションや10%オフで書体を購入などができる模様
クラウドファンディングの参加や開発中書体などもみれるみたい
メルマガよりも内輪感、特別感がある
https://scrapbox.io/files/654baf525d2b0e001c9e45b2.png
タイでBITSシンポジウムが開催
11/3–4
前は書体デザインのシンポジウムだったが、リニューアルしてブランドアイデンティティとタイポグラフィのシンポジウムになった
Fontworksさんなどが参加していた模様 Monotypeの土井さんも?
様々な言語に対応したタイポグラフィ百科事典のクラウドファンディング
残念ながら50%くらいでゴールには達成しなかったけどどうなるんでしょうか…?
アイデア大曲さん号
久々のTypeTalks、11/3
フォントかるた in ドイツ シュピールエッセン2023参加&クリングシュポール博物館見学報告会
クリングシュポールは自分も3年前くらいに行ったんですが、ルドルフ・コッホのスケッチなど見れて結構面白かったですwolphtype.icon
Monotype+ 11/10
Type&の名前が変わって開催
市谷の杜 本と活字館で企画展「活字の種を作った人々」
11/3〜来年6月まで
Adobe Max 11/16
西塚さんと山田さんのトークがある模様
2023年11月23日(木・祝) - 2024年3月10日(日)
Fontra
Black Foundry
2014年に設立されたフランス、パリにある書体ファウンダリ
山田さんがアドバイスしたりしてるらしい
自分でビルドするFontraの他に、dmgでダウンロードしてスタンドアローンで動作するFontra Pakがある
動画でFontraの紹介があります
クロスプラットフォーム、オープンソースのフォントエディター
バリアブルフォントがメイン?
大規模なグリフセットに対応していて、アジア系の言語もカバー
漢字の部首をスマートコンポーネントのように扱っているシーンもある
webを通して同じフォントファイルの同時編集が可能
Fontra Pak(macOS用かWindows用)をダウンロードすれば、現段階でも簡単にFontraが使用できる
Googlefontsの下層フォルダにあるのですが、GooglefontsとFontraはどのような関係なのでしょうか? tomo.icon
2024年の終わりまで支援を受けているようです
実装済みの入力・出力
.designspace、.ufoの入力・出力
.ttf、バリアブル.ttf、.otf、 バリアブル.otf、.glyphs、.glyphspackageの入力
UFOフォーマットであれば読み込んで編集や保存ができるが、.otfや.glyphsなどは読み込んで編集まではできるがまだ保存ができない。
実装予定の入力・出力
ファイルの作成(現在は読み込みのみ)
.designspace、.ufo、.ttf 、.otfに外部で変更があった際の自動リロード
.ttf、バリアブル .ttf、.otf、バリアブル.otf、glyphs、.glyphspackageの出力
将来的には.otfや.glyphsなどの出力にも対応する予定
編集関連の実装済み機能
基本的なパスの編集、描画(矢印ツール、ペンツール)
undo/redo
コンポーネントの配置、バリアブルなコンポーネントのパラメータ編集
コピペ
新規グリフの作成、グリフの削除
レイヤーの操作
メジャーツール
編集関連の未実装機能
アンカー、ガイドライン、背景レイヤー
サイドベアリングの編集
ナイフツール、矩形ツール
その他の未実装機能
新規フォントプロジェクトの作成
フォント全体のグリッドビュー、リストビュー
フォント情報、カーニング、OpenType機能の編集
バリアブルの軸の編集
コメントの追加
共同編集
スクリプト、プラグイン
2024年末までにどこまで機能が充実できるか…?
Googleがどこまでサポートしてくれるかはわからない
ファイル形式の一種
Unified Font Objectの略
クロスプラットフォーム、クロスアプリケーション、ヒューマンリーダブル(人間が見てもわかりやすいこと)、未来のフォーマットを謳っている
Just van Rossum, Erik van Blokland, Tal Lemingによって開発
Just van RossumはFontraの開発者でもあり、RoboFabやRoboFog, DrawBot, FontTools, FontGogglesなど様々なツールを開発している。KABKの教授。
Erik van BloklandとJust van RossumはLettErrorというファウンダリを組んでおり、Beowolfなどの書体をリリースしている
Tal LemingはHouse Industories出身で、RoboFontの開発やwoffの仕様に関わってるっぽい? Tal Lemingがメインで開発
Fontlabがバイナリのファイルで、Fontlabでしか使えない
→Fontlabが潰えても使えるように→UFO
Glyphsも同じような思想
UFOはパッケージで中身は別々に分かれている
.glyphsは1ファイル
RoboFontと強い繋がりがある→デフォルトのファイルフォーマット
機能は盛り込みたいがRoboFontに合わせなければいけないところもあり開発の難しさ
将来的にはRoboFontから独り立ち?
マルチプルマスターをやるためには.designspaceが必要
パッケージでコンテンツが多いので、コピペに時間がかかる→やり取りにはufozが使われることも
海外のファウンダリで採用されていることが多い(Dalton Maag, Black Foundryで聞いた時は使っているらしい)wolphtype.icon
Glyphs、Fontlab、Robofont間で動作するため
学校によってアプリケーションの派閥があり、全世界Glyphsというわけではない
バージョン1が2004年にリリースされ、現在は2012年に開発されたバージョン3が最新(4は開発中)
Glyphsでは書き出しのフォーマットとしても、読み込むソースファイルとしても利用できる
UFOを使うとGlyphsの一部機能は制限される(おそらくスマートコンポーネント、コーナー・キャップコンポーネント類)
GlyphsではUFOに書き出すと、各文字の名前がGlyphs内で利用しているグリフ名からプロダクション名(Producution Name)に変わる
UFOの構造
UFOは複数のマスターを格納できない。常に1つのマスター分のみ
.UFOファイル(UFO Packageファイル)
glyphsフォルダ
各グリフがglyph名.glifという拡張子で格納されている
それぞれのグリフにはポイントやパス、アンカーの情報のほか、メモなども含まれる
コンポーネント情報やメトリクスなども(他のグリフを参照しているものはグリフ名が入っている)
contents.plist
glyphsフォルダに入っているグリフのファイル名とグリフ名が並んでいる
layerinfo.plist
レイヤーの情報
glyphs.public.backgroundフォルダ
各グリフの背景レイヤーの中身が載っている
imagesフォルダ
グリフに配置されている画像が入る
dataフォルダ
lib.plistにはいらない任意のカスタムデータ、構造などが入る
features.fea
カーニングを含めた全てOpenType Features情報が載っている
fontinfo.plist
フォント情報、そのマスターのメトリクスやカスタムパラメータなどが載っている
groups.plist
カーニンググループの情報
kerning.plist
カーニング情報。featuresとはまた別にまとまっている模様
layercontents.plist
各グリフのレイヤーがどのように構成されているかの情報?
グリフそのもののパスと、背景レイヤー
lib.plist
補足情報の類。GlyphOrderなど
metainfo.plist
UFOを書き出したアプリケーションの情報。Glyphsで書き出した場合はGlyphsの名前とバージョンが記載
.UFOZ
UFO ZIPアーカイブファイル。UFO Packageと同じ構造を持っている
レイヤーを保持できる
レイヤーはGlyphsにもある描画・背景の他に、バックアップ履歴としてのレイヤー、カラーフォントなどに利用できる。
Glyphsフォルダにはメインの1レイヤーのみが保存され、他のレイヤー情報はlayercontents.plistに入る?
マルチプルマスターには.designspaceファイルが必要
RoboFont用のプラグインもある