言葉で考えるな
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私の座右の銘はこうだ。「数学者は(厳密に定義され、配置された)オブジェクトや関係で物事を考える。法学者や法的思想家は法的概念で考える。論理学者はこの上なく抽象的な演算子で考える。そして、愚か者は言葉で考える」 先ず言葉で理解した場合、人は、その言葉以上のことは考えなくなる。言葉で教えることの最大の問題は、「人をして、それ以上考えないようにさせてしまうことである(人をして思はざらしむるにあるのみ)」。実際のところ、言葉で教えられると、言葉以外に考えるよすがを持てなくなってしまうのである。