義務論
public.icon
= Deontology
規範倫理学 > 行為論
カントの定言命法
道徳性は人間の理性的能力に根ざしており、不可侵の道徳法則があると主張する。
行為の道徳的な正しさは、その行為を行う時の意志(≒動機)から判断できる。人間は行為するときに行為の基準(意志の格率)に従って行動する。純粋に義務を尊重する心からなされた行為が、道徳的に正しい(道徳性)。その基準(意志の格率)が、道徳的に正しい行為を導く「義務」になっているかどうかは、定言命法でテストできる
意志の格率(何らかの行為をするときの行動基準)が「義務」なのかどうかを定言命法でテストする
無条件に「~せよ」と命令するもの
W. D. Rossの義務論
他にもっと優先すべき重要な義務がない場合は、これらの義務を守るべきである
対立する義務を比較考量して考える
ジョン・ロールズの契約主義
道徳的な行為とは、偏見が全くない状態を仮定したときに、我々全員が同意するようなものだとする。
正義の二原理
言論、思想、財産などの基本的自由について、すべての人は平等であるべき
どうしても存在してしまう不平等は、その社会におけるもっとも貧しい人に、もっとも大きな利益をもたらすものでなければならない
無知のヴェール
ジョン・ロック、ロバート・ノージックらの自然権理論:人間は絶対的な自然権を有すると主張する。
出典
【義務論とは】功利主義との違いやカントの倫理学などから詳しく解説|リベラルアーツガイド