カント
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18世紀のカントの哲学というのは現代に至る哲学そのものを方向づけた決定的に重要な哲学なんですが、その核心にあるのは、「人間はモノそのものを知ることはできない、リアリティそのものにアクセスはできない、我々の知性には限界があるんだ、それを人間は知るべきなんだ」という考えです。いわば哲学はカント以来、人間に、「謙虚であれ」と説教してきている。 わが上なる輝ける星空とわが内なる道徳律
これが理解できれば、おそらくカントはだいたいOK。おそらく、普遍的なものが現にあるという神秘。なぜカントがこの2つに畏敬と感嘆を禁じ得ないのか、きちっと理解できればいい。星空と道徳律って純粋理性と実践理性なわけだが、それをつなぐものが判断力なわけだよな。きちっと理解する鍵は判断力にありということか。 急募:カントの分かりやすい研究書、概説書、入門書
これ、カントの人生(内面のドラマ)に即して解説してくれて、とてもわかりやすかったです。読み物としてもおもしろい。
理論哲学(認識論)の方なら御子柴『カント哲学の核心』や『カント 純粋理性批判』がおすすめです。実践哲学(道徳論)ならヘッフェ『自由の哲学』が良いと思います(こちらは通読していないのであれですが…)。
中高生向けの入門書です。御子柴先生のは比較的分かりやすいと思います。
自分で考える勇気――カント哲学入門 (岩波ジュニア新書)
石川文康の『カント入門』を通読できたのであれば、もう『純粋理性批判』をざっと自分で読んで、雰囲気を掴んでみても良いのではないかと思います!
光文社版の『純理』の訳が1番入門者向けに分かりやすく書かれているみたいです。