構造/機能
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機能は、解剖できない
「身体・脳/意識・心」「心臓/血液循環」「肺/呼吸」「腎臓/排泄」 脳は心の「原因」ではなく、心の示す機能に「対応する構造」として捉えられる。 養老はさらに話を進めて、「構造とは、脳なら脳を、より視覚系寄りに扱うやり方であり、機能とは、同じものを聴覚・運動系寄りに扱うやり方」だと論じる。 「構造は視覚系、機能は聴覚系」とは、「構造とは空間の中にあり、機能とは時間の中にある」ということでもある。構造と機能は、空間と時間であり、次元が違う。同じ現象を空間的に解すれば構造となり、実在論になるが、時間的に解すれば機能となり、目的論になる。