宮台真司
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Library | 宮台真司さん講演等文字起こしライブラリ
【宮ボット】
『14歳からの社会学 宮台真司』『中学生からの愛の授業 宮台真司』です。共通して「共同性の不可能性と不可避性」という観点に立ちます。「ポストモダンが、共同性の不可能を刻印する一方、グローバル化が、共同性を不可避に要求する。どう構えるか」という主題です。
抽象的に言えば、グローバル化(資本移動の自由化)によって、社会環境の複雑性が上昇する一方で、今まで個人の負担を軽減してきた市場や国家が不安定になるので、個人の選択能力と社会環境の複雑性の間を媒介する、共同体ないし共同性が大切になるのです。
他方で、社会的複雑性の上昇が再帰性の上昇をもたらします。再帰性とは「選択の前提もまた選択されたもの」という性質。例えば「手つかずの自然」は、今日敢えて手を付けないという不作為です。選択と無関連な自明性はないという認識が、共同性を相対化します。
これらの矛盾する要求に耐えるにはどんな知恵が必要か。それが、これら2冊の主題でした。
まえがき/宮台教授の就活原論 – OHTABOOKSTAND
東浩紀 選 「ゼロ年代の批評の地平――ポストモダンの世界に生きる」|じんぶんや
この人の本の中で読むなら制服少女たちの選択 宮台真司東浩紀.icon
【じんぶんや第52講】 宮台真司選「14歳からの社会学」 | 本の「今」がわかる 紀伊國屋書店
学会を意識した大量の論文や著書は『サブカルチャー神話解体』93念が最後。この30年、日本社会学会の水準は概してとても低く、学会内でのポジション取り(沈みかけた船の座席争い)に意味 がないと見切った所から、『制服少女たちき選択』以降一般の読書人に向けて大量に出版するようになりました。
@miyadai Oct 13, 2022
僕は3人の師匠として、廣松涉・小室直樹・見田宗介を挙げてきたけど、思うに、後の僕の研究との兼ね合いでいえば、丹下隆一先生も師匠だった。ただし、丹下先生と僕とは明らかに「共犯性」が作り出す絆によって結ばれていたよ。そんな師弟関係なんて、今あるかな。僕は自分のゼミではやろうとしてるけどね
@miyadai Apr 25, 2019