交差性
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intersectionality(交差性)とは、人種、エスニシティ、ネイション、ジェンダー、階級、セクシュアリティなど、さまざまな差別の軸が組み合わさり、相互に作用することで独特の抑圧が生じている状況をさす。マイノリティの中でも女性は、人種やエスニシティに基づくカテゴリーとジェンダーによるカテゴリーの両方においてマイナーな存在であり、解放運動の主体とみなされない。交差性は、このように構造的かつ言説的に消去されてきた存在を可視化し、そこに生じている特有の抑圧構造を捉える概念である オードリー・タン.icon 誰か少数のためを思って設計されたものが、想定していなかった人たちを助けることがあるのです。「自分には関係ない」と思っていても、スポーツで怪我をして二カ月間車椅子に乗ることもあるかもしれません。いつもは多数派の側に所属していても、時には少数派に属することになる場合もあります。そして、一度でも「少数派になる」という経験をした人は、多数派に移ったときに少数派の人たちを排除するようなことを行わないようなります。。これは「交差性」と呼ばれるもので、中国語では「共融」と言います。この考え方は、ゼロサムのように「一つ増えれば一つ減る」というものではなく、「誰も置去りにしない」という概念で、すなわちそれが「インクルージョン」という考え方です。