騎士道
public.icon
https://scrapbox.io/files/63f07fe68054c5001b4bda2f.webp
中世ヨーロッパの騎士社会のなかに生まれた、キリスト教徒としての生活倫理 宗教的原則
騎士は聖別された剣をもって公教会と聖職者を保護しなければならない
世俗的原則
騎士は封建家臣として、直属の主君に忠誠の義務を尽くさなければならない。ところが13世紀以後になると、この義務は、権力を集中しつつあった国王や大諸侯への奉仕に置き換えられていった。
個人的原則
騎士はいかなる状況下においても、自分の意志で同意したあらゆる誓約に、男子の名誉にかけて忠実でなければならない。寡婦や孤児や貧者、あるいは戦場の敗者などの弱者保護の徳目がこれに含まれるが、西欧の騎士道に有名な貴婦人崇拝の心性もこの原則とかかわっている。
第一回十字軍の成功で騎士とは「神の戦士」であるとの認識が広まり、ここに「神への献身」「異教徒との戦い」「弱者の保護」こそ騎士の責務だとする中世盛期騎士道が成立 主な教え:勇気、誠実、慈愛、礼儀
PROWESS:優れた戦闘能力
COURAGE:勇気、武勇
DEFENSE:教会や弱者の守護
HONESTY:正直さ、高潔さ
LOYALTY:誠実、忠誠心
CHARITY:寛大さ、気前よさ、博愛精神
FAITH:信念、信仰
COURTESY:礼節正しさ
騎士道の象徴では、馬は身体を表し、エネルギーや感情ともつながりを持ちます。他方、乗り手は人間の高位の自我、つまり私たちの中の最良で最も尊い部分を表します 出典