「哲学とは何か?」第1部講義メモ
00:03:00 第1部開始
00:03:48 栁田さんから納富さんの紹介
たくさんの本を出されているのでご存知の方も多いとは思いますが…(栁田)
「これは私のイチオシなんですが」(栁田)
プラトンの解説…というか、現代人(納富さん?)がプラトンの世界に潜入していく
12月から新刊ラッシュ
00:05:15 納富さんから自己紹介
小説なので。自伝的に読まれるとちょっと困る
古代哲学をずっと研究されていますが、一言で魅力は?(栁田)
私自身は哲学も好きだったがギリシア悲劇が好きだった(納富)
ギリシア悲劇は大学に入る前から読まれていた?(栁田)
中高時代から演じるのではなく戯曲を読んでいた(納富)
それで文学ではなく哲学に行かれたのは?(栁田)
それは…なぜかはわからない(納富)
ギリシア語を勉強しているとギリシア悲劇を読めるだろうというつもりだったが、アイスキュロスやソポクレスのギリシア語は難しくて…そのうち時間ができたらゆっくり読みたいと思う(納富)
難しいというのはどういう点で?(栁田)
韻文で語彙も多いので。プラトンは日常言語なので同じギリシア語でもだいぶ違う(納富)
哲学でも韻文を使う哲学者もいるわけですよね(栁田)
少しいます。哲学のなかでもパルメニデスやエンペドクレスは難しい(納富) ギリシア語というとすべて難しいイメージがあったんですけど…(栁田)
00:08:52 sobahhi「It’s Greek to meってやつか」 その中でいろいろあります(納富)
00:08:36 講義スタート
会場ふくめてギリシア哲学を知っている人もいると思うが、今日は「ぜんぜん知らない」というレベルから始めて、入口を示したい
テーマの「まちがい」については、今日はいろんな角度から素材を示すので、この部分ではまちがいに通じているのではと結びつけてもらい、議論できたら
00:11:56 ギリシア哲学とは何か?
詳しい方も世界史Bの知識しかないという方もいると思うが、確かに日本にいると出会う機会はないかもしれない
「ギリシア哲学ってどういうイメージですか? って言ったら、たぶんこれですよね」(納富)
イタリアの16世紀はじめの画家による、まったくの想像図
描かれているのが誰かは諸説ある
こんなに揃っていることはないとしても、プラトンのアカデメイアはこんな感じだった?(栁田)
ギリシアの神殿の一角に学堂はあったので、その意味で間違ってはいない(納富)
まあ盛ってる、という感じですね(栁田)
00:15:26 ギリシア哲学の定義
ギリシア哲学とは、紀元前6世紀初めから紀元後6世紀前半まで、地中海頭部から西ヨーロッパの地域で、つまり、ギリシアのポリス世界からヘレニズム世界を経てローマ帝国まで、古代ギリシア語及びラテン語で営まれた、キリスト教以外の哲学である。
時代と場所と言語と宗教で定義されるんですね(栁田)
ただこれは恣意的。この時代でもアウグスティヌスなどキリスト教の人もいっぱいいた(納富) この定義だと古代ギリシア語だけではなくラテン語も入っていますね。これは古代ギリシア哲学を引き継いだのがローマの人々だったということ?(栁田)
紀元前1世紀以降はローマが支配する。ギリシア哲学を勉強する者は9割はギリシア語を読んでいるが、1割くらいはラテン語を読んでいる(納富)
キケロ、セネカなど
キリスト教以外の宗教というのは?(栁田)
ギリシア宗教、ローマ宗教と呼ばれるもの
キリスト教「以外」というのが重要で、この後ずっとヨーロッパはキリスト教世界になるが、そのなかで「異教徒」と呼ばれる者たち
「ヨーロッパの人から見ると、異教の哲学」(納富)
これも微妙で、ギリシア哲学者のなかにキリスト教徒もいたりした
00:19:26 誰でしょう?
彫像の写真3点
古代ギリシアの話をするときに「写真をください」と言われるが、写真はない。彫像になる
左は見たことありますが…(栁田)
醜男のソクラテスの彫像はリアルではない。「シレノス、サテュロス(醜い妖精)のようだ」というプラトンやクセノフォンの記述からイメージされたもので、見て作ったわけではない(納富) ラファエロと同じパターン
ローマの郊外で発掘された
プロティノスは紀元後3世紀のプラトン主義者
ポルピュリオスによる伝記は「ポロティノスは肉体の中にいるのを恥じていた」と始まる 肖像画を描かせることも禁じていたが、弟子が画家に記憶させて描かせた
ヴェスヴィオ山の噴火により埋まった都市にエピクロス派の図書館があった。そこにあったブロンズ像
なぜナポリの近くにエピクロスの学校があったか?
アテネでエピクロス派に学んだピロデモスがナポリに蔵書とブロンズ像を持っていった
なので、これは時代を超えてリアルな像
00:27:17 誰でしょう?(その2)
彫像の写真3点
一番左はやや難易度が高い…(納富)
紀元後1世紀に作られているので、死んでから半世紀くらい。それなりに忠実な像と思われる
弁論家、政治家、哲学者で、アントニウスに暗殺され、首と手がローマに送られたという
演説「フィリピカ」でアントニウスを攻撃
真ん中は…
エピクロスと同じヘルクラネウムの図書館から出土され、セネカかと思われたが、後に間違いと判明 セネカの名前のある彫像が別に出てきた。これは奴隷かなにかの像らしい
実際にプラトンを見た人が再現していると思われる
プラトンは生きているうちに自分の学校「アカデメイア」を作り、30年教え、その後900年続いた
とすれば初代校長の彫像はそれなりに忠実であろう…
00:32:25 観光地?
パルテノン神殿
パルテノンは処女神という意味
今は白いイメージですが昔はもっと色がついていたみたいですね(栁田)
全部についていてかはわからないが、けっこうついていた(納富)
00:33:20 考古学遺跡?
左はアカデメイアの遺跡
ギリシアの城壁から2キロほど郊外にあった
普通に入れるんですか?(栁田)
考古学公園になっていて入れるが、何があるかわからないし…(納富)
右はソクラテスの牢獄があったと言われる場所
遺物が出土している
「シモーノス」という文字が描かれており、研究者に衝撃が走った
アゴラにシモンという靴作り職人がいて、ソクラテスが会話をしていたと言われている
ただシモンはよくある名前
3センチくらいの壺 毒薬を入れていたのではと言われている
毒自体は検出できない。しかし牢獄から見つかっているのでおそらくそうだろう
「ギリシアの世界は想像力がないと…」(納富)
00:37:34 パピュロス断片
エジプトの砂漠の中から出土したもの
左はプラトンのポリテイアの一節であることがわかっている
紀元後3世紀
右はプラトンの饗宴が描かれた現存するパピュロス最大の文芸もの
エジプトのカイロ博物館が持っている
プラトンが死んでから300〜500年後のもの
パピュロスのものはほとんど残っていない
00:39:39 中世写本
羊皮紙、子牛の皮でつくられた写本
パピュロスだと研究はできなくて、写本が研究の対象?(栁田)
これは紀元後9世紀のもの。プラトンが死んだのは紀元前4世紀で、そこから1200年くらい100年に一度くらいでみんなが手で書き写してきた
その前のものは散逸したり劣化したりして残っていない
エジプトでは砂漠のゴミ捨て場に使わなくなった本が埋まっている
あとミイラの箱に張り紙として使われている
00:41:49 moriatyj 「輸出品の包装紙に浮世絵が使われたみたいな。」 中世写本は非常にお金と手間がかかっているので修道院や王が保管していた
「なぜこんなのわざわざ見せたかというと、画像自体はきれいなのをネットで見れるんだけど、モノは横からみたほうが楽しいでしょ。分厚い。ごっつい。ぐぁばっと開いたりね。こういうので書き続けたってことです」(納富)
以前「こういうことをお金にならないけど当時の人はやっていた」という話を聞いたんですが、皇帝同士の贈答品などの意味はあったのでしょうか(栁田)
これは東ローマ(ビザンツ)帝国のもの。ギリシア語の世界が残り、オスマン・トルコに滅ぼされるまでギリシア語を書き続けていた。
キリスト教の文献ではないので、皇帝や有識者、教会の要人が文化としてギリシアのものを残してきた
プラトンやアリストテレスの原典は全く残っていないので、写本を見比べて復元することが研究になる 00:43:55 近代校訂本
これは活字本。左はアルド版(ベネチア)でステファノス版(ジュネーブ)のプラトン全集
左が1513年右は1578年
写本を見ながら活版印刷で制作した本
中世写本はプラトンのもの全体で200くらいある。
対話篇で20〜30くらいあり、照らし合わせると少しづつ違う。もともとプラトンはどう書いたのかを復元したのが校訂本
ただこれが正しいとは限らないので、今でも直し続けている
プラトンやアリストテレスなど古代の本を読むということは、そもそも本を作っているということ
00:46:47 写本を読む:プラトン『弁明』冒頭:B写本
こちらは哲学というより古典文献学
「この一語が違ったら解釈が違う」ということはある?(栁田)
それはある。プラトンやアリストテレスは写本が多いのでテキストが安定している。それでも時々解釈が変わるようなことがある。写本が少ないものはもっと変わる(納富)
古代ギリシア哲学の場合、哲学の議論の素養も必要だが、文献学も含めた古代をどうやって復元するかをやっている(納富)
納富さんが普段している作業としては、写本を見比べること?(栁田)
普段使っている近代校訂本で問題があるときは、写本に戻る(納富)
授業中に写本を見比べたりする
18〜19世紀の古典文献学はものすごく発展したので、いろんな規則や法則がある。
写本の系統樹があり、どちらの写本が信頼できるか(間違いが少ないか)
「2つ文字列がある場合は難しい方を選べ」という法則がある
難しいものを簡単に間違えることはあるが、簡単なものを難しく書き換えることはないだろう
00:50:10 哲学とは何か?
ここまでは古典文献学的な話。ここからは実際の哲学の話
日本では哲学科を出ているが、ケンブリッジ大学では古典文献学の専門だった(納富)
00:50:48 古代ギリシアから考える
まず哲学という単語自体はギリシアでできた
「哲学 philosophia = 知を愛し求める」
philosophiaという言葉はおそらくピタゴラスが作った(造語)
哲学者は新しい言葉を作る
カントは「私は新しい哲学用語を作ったりはしない」とか言いながらいっぱい作っている(栁田)
ピタゴラスは紀元前6〜5世紀の人
ピタゴラスって数学のイメージの人も多いと思うが、プラトンなど哲学にも影響を与えている(栁田)
最近は逆にピタゴラスは全然数学をやっていないという説が強い
僕はちょっと言いすぎだと思っている(納富)
古代ギリシアを見れば哲学のことがわかるというわけではない。みんな違うことを言って争っている
批判と反省のアゴーン
アゴーンという単語はもともとは戦うことではなく集まること
ギリシア人はとにかくお互いに批判する
魔術的=非科学批判
magicという単語はもともとペルシャの占い師「マゴス」から
ソフィスト=非哲学批判
言葉ばかりの論争の世界なだけではなく、生きる技法だった
ソクラテスだけでなく多くの哲学者は本を書いていない。考え、議論して、生き方で哲学を示す
00:56:12 誰が、誰を批判している?
せっかくなので、ギリシア哲学でどんな文章を書かれているか見てみる
いろんな人たちを批判しまくってる文章
これが冒頭に…すごいですね…(栁田)
ソフィストだけでなく、プラトンも並べて批判している
ソフィストというのは軍団がいたわけじゃなくて、レッテル貼り
プラトンもソフィストと呼ばれることもある
プラトンのライバル
イソクラテスは自分がソフィストであることに誇りを持っている
イソクラテスはソクラテスの弟子だったんですよね。同じソクラテスの弟子であるプラトンを批判するのが面白いですね(栁田)
あなたの言うソクラテスは違うよねという批判なんでしょうか?(栁田)
それもあるかもしれないし、ソクラテスを批判している部分もあるかもしれない(納富)
01:02:03 口が悪い哲学者
「ギリシア哲学者、口悪いと思いません?」(納富)
箴言をたくさん書いた
格調の高いTwitterという感じですが…(栁田)
ソフォクレス『オイディプス王』
われわれは目と耳を持って世界を見ていると思っているが、何もわかっていない
ギリシア悲劇の重要なモチーフ
01:06:08 権威を退ける
ホメロスとヘシオドスが当時の権威
詩人で文化的権威
ホメロスやヘシオドスは尊敬されていたんですよね? それを批判すると周りから嫌がられるのでは?(栁田)
子供の頃から尊敬されているので、多少批判しても権威は崩れないということはある(納富)
権威を批判することで、本当の哲学がこっちだと言いたかった?(栁田)
そうでしょう。そういうお前は何者だと問われることになる(納富)
01:10:23 仲間を批判する
同時代や少し前の人を批判している
いっぱい知ろうとしているが、こいつはいんちきだ、という批判
いっぱい知識を集めるのは、一見いいことにも思えますが(栁田)
知れば知るほど、本当のことは見えなくなると言っている(納富)
本当に重要なことは1つだけだから、知識を多く得るほど知識から遠ざかるという逆説
01:13:27 師を越える
自分が教わった師を批判する
アリストテレスがプラトンを批判する前口上
プラトンによるホメロスの批判
プラトンのアカデメイアで学んだ哲学者は、ほぼ全員プラトンのイデア論を批判した
僕はプラトン自身が自分を批判しろと言ったとしか思えない(納富)
テーマに引きつけて言うと、自分は自分のテーゼを信じていても、それもまちがいかもしれないと思っていたのでしょうか?(栁田)
そんな簡単にやられないぞと思ってるだろうけど、自分が思っていることを批判してみろ、というのがギリシアの精神(納富)
01:17:29 EARWAX95 「なんかいいなー。ラッパーも見習ってほしい。」 「私も先行研究を批判するときはこういうこと書こうかな…」(栁田)
こんなカッコいいことを入れるときには、その批判がほんとにカッコよくないと、ちょっとね…(納富)
自分の先生を批判するときにはこのくらい入れるといいですね(納富)
テキストを示すと楽しすぎるので…(長くなってしまう)(納富)
この2つはキーパッセージで、これ自体はたいしたことじゃないけど、この後に起こることを合わせて見ると社交辞令ではない(納富)
01:19:12 人間の思い込みを示す
思い込みであるとないをごっちゃにして考えてしまう人間=双頭の者
01:21:20 人間の認識の能力を批判する
ヘラクレイトス、クセノフォネスの批判
神のスタンスからの超越的な語り方
01:22:46 その通り知らないと認める
ソクラテス
人間の世界理解を根本から間違っていると指摘するとき、神の言葉として語る
ギリシアは合理的、科学的で神話批判だというのは間違いで、神の語りが最初にある
01:24:08 魂を向けかえる
ソクラテスの弁明
デルフォイの信託から神はこう言っていると理解した、神は自分にこういうことを言えと命じている
我々は自分のまちがいを自分で気づくことができない。我々の世界を外側から見る超越が必要
01:25:45 誤りを正す
ヘレネはトロイ戦争を引き起こした悪女
そのヘレネは無実であると証明する弁論
「すべてはジョークです、というオチ。これどう思います?」(納富)
「私が最後の最後で抵抗感を覚えるところなんですよね…」(栁田)
ゴルギアスは露悪的にやっている(納富)
しかし、哲学はジョークじゃなくて真面目なんですとどこまで開き直れるのか、というのが「ソフィストとは何か」の核心(納富)
01:29:18 質疑応答
質問者A:ソフィストと哲学者の違いは? それが師匠と弟子のありかたにどういう影響を与えるのか?
そんなに単純(哲学者の師弟は知の伝承で、ソフィストは弁論技術の伝承というような)にはならないと思っている(納富)
プラトンは哲学者とソフィストの違いに「知らないことを知っている」という点でクサビを打とうとした。しかし哲学者はいろいろ主張する。ソフィストとそんなに違わない(納富)
師弟関係もお互いに批判する、というメンタリティは共通している(納富)
ソフィスト的論駁とソクラテス的論駁はそんなに違わない
プロタゴラスは素晴らしい教育者だった
エピクロスのように自分の言うことを信じさせるのは珍しいのでしょうか?(質問者A)
エピクロス派も最近はいろんな人がいたことがわかっている(納富)
質問者B:写本の数が決まっていると、解釈は収斂していくのでは?
全体的には収斂する方に動いている(納富)
プラトン、アリストテレスは15〜16世紀に最初の印刷本が出た。これによりヨーロッパ中に読まれ、これに印刷された文字列が圧倒的に普及する
しかしこの頃は文献学的にプリミティブな状態にあった。それを400年間直し続けている
最終的に決まらないこともいっぱいある。そこは収斂せず論争は続くだろう
ギリシアの場合は残念ながら新しい写本は出てこない
質問者C:自分は高校生で、数学の問題を解いていると「この◯◯について議論せよ」などと出てくる。ここで使われている議論と、プラトンが使っているいまここでの議論とは違うように思うががどうか。他方デリダなどを読むと書き言葉と話し言葉は厳密には峻別できないようにも思う
我々が現実に目にしている問題というのはオープンコンテキストの面がある。一つの答えがあるわけではなく難しい(納富)
それをいきなりやる前に、一つ一つのものの考え方の練習問題が必要
数学の答えがある問題はつまらないと思うかもしれないが、そのような訓練から答えがない領域に取り組める
ソクラテスや懐疑論者は書いて文字にして一般化することで実際に今話している現場から離れてしまうことに警戒した(納富)
それは一方では重要だが、書いて文字にして二度三度読み議論することも重要でそれをしたのがプラトン
ソクラテスの現場の対話も、書くことによって普遍化するプラトンも両方とも必要だと思っている
質問者D:師を乗り越える批判について。プラトンとアリストテレスの対立は理解しやすいが、ソクラテスについては我々はプラトンを通して理解している面があるのでソクラテスとプラトンの距離を考えにくいように思う。どう考えているか?
なにも書いていないソクラテスと、ソクラテスについて書いたプラトンについては、批判乗り越え構造が見にくい。本当のところはわからない(納富)
一つ前の質問にも関連して、ソクラテスは今ここでの対話しか信じないと言ったのに対して、プラトンは書き残し続けたわけで、それ自体一種の乗り越え
ソクラテスのやり方だけでは哲学にならない
ソクラテスは街に出かけていって対話したが、プラトンは郊外に学校を作った。言論の人工空間を作ったわけで、ある意味ソクラテスに対するアンチテーゼ
僕はどちらかというと補完関係とだと思うが(納富)
同じことを繰り返していない
質問者E:西洋とそれ以外の国でギリシア哲学の捉えかたに違いがあるのか?
後半の世界哲学のところで触れる(納富)
ギリシア哲学が興ってその後どう捉えていくかに系譜がある(納富)
現代の西洋哲学から見てギリシア哲学を理解しがちだが決してそれだけではない
違う視点からギリシア哲学を捉えることは可能だし、生産的だと思う