ラノシア
アルデナード小大陸の南西部、内海であるロータノ海を挟んで浮かぶバイルブランド島とその周辺地域をラノシアと呼ぶ。気候は温暖で自然豊かなのどかな地域でバイルブランド島南部に位置する都市国家リムサ・ロミンサの勢力域となる。
都市国家リムサ・ロミンサはロータノ海に浮かぶ岩礁を橋で繋ぐ形で作られているため町全体が海にせり出すように造られており、主な産業は海産業と海運業であり、人口の8割は海運業に携わっている。
海と空の青に白い石灰岩の岸壁とそれに合わせた白壁の建物によるコントラストの美しさから「リムレーン・ヴェール」と呼ばれるほど風光明媚な港町でここを拠点とする冒険者も多い。
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リムサ・ロミンサは王の圧政から逃れるために南洋から海を渡ってきた血の気の多い海に生きるルガディン族が興した国家であり、そのため海賊文化がどうにも取り去ることができない程濃く根づいている。リムサ・ロミンサの長である提督は海賊同士のレースで勝者となった海賊の頭目が選任され、選ばれた海賊の乗組員は正規兵になるという一風変わった選出方法をとっている。そのため同族の海賊行為をなかなか取り締まれずにいたが、現提督のメルヴィルは就任後、大々的に海賊行為の禁止を宣言。ただし「断罪党」、「紅血聖女団」、「百鬼夜行」の三大海賊団に対し「特定地域(主にガレマール帝国)の船」に限定して略奪行為を許可する私掠船免許を発行するというシステムを構築し、この難問を収めた。
そんなリムサ・ロミンサだが北州からのガレマール帝国の侵攻、海洋からは新たな産卵地をもとめるサハギン族、山岳地域からは鉱産物を狙うゴブリン族と蛮族の脅威にもさらされており、対策を迫られている。
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低地ラノシア「レッドルースター農場の星空」
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