ティノルカ
「ティノルカ」とはイクサル語で「母なる森」を意味する。
アルデナード小大陸のほぼ中央に位置するこのティノルカ地方は別名「黒衣森」と呼ばれていて、エオルゼアの住民からすればどちらかと言えばこちらの方が馴染みが深いと思うが、本来は黒衣森とはティノルカの大部分、およそ8割を占める森林だけを指す名称となる。
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黒衣森は古より森の精霊の力が強く、過去から現在に至るまでその支配下にあり、精霊が放つ特殊なエーテルの影響を受けて樹木の寿命は他の森の木々とは比較にならない程長く、しかも大きく太く成長する。幹の太さが15mを超えたり、樹高が50mを超える木々もこの森では珍しくはない。
森を統べる精霊の許しを得てこの黒衣森に建国されたのがエオルゼア三大都市国家の一つ、森の都グリダニアだ。黒衣森は元々イクサル族が支配する地域であり、その頃エレゼン族を中心とした人間種はゲルモラと呼ばれる地底国家でひっそりと暮らしていた。500年前、イクサル族が精霊の許しなく生活圏の拡大を試みたが、その行為が精霊の怒りを買い、大渓谷ゼルファトルへと追いやられることとなった。
それを好機と捉えたゲルモラの民は地下から這い出ると精霊に信仰を捧げ、その承諾を得て、かつてイクサル族が生活圏としていた地域を引き継ぐ形で地上に住むことを承諾され、グリダニアを建国したという歴史がある。そのため精霊の声を聞く事が出来る幼い三人姉弟の預言者による「精霊の神託」により国是が決定され、その下に国権の最高機関として「精霊評議会」が存在する。現在の精霊評議会の議長はカヌ・エ・センナが務める。
緑に囲まれたのどかなグリダニアだがその歴史背景からも察しがつくように他の地域と同様、生活圏奪還を目論むイクサル族との蛮族問題を抱えているほか、黒衣森に拠点を築いている密猟者との小競り合いが絶えない。主な産業は林業、農業、木工業に皮革業。鬼哭隊をはじめとする強力なレンジャー部隊が都市を守り、グランドカンパニーとして双蛇党を擁する。
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黒衣森中央森林「黒衣森の月夜」
黒衣森 中央森林
黒衣森 東部森林
黒衣森 南部森林
黒衣森 北部森林