アウラ(アウラ・レン/アウラ・ゼラ)
東州オサード大陸を故郷とする種族で頭部に特徴的な角があり、皮膚の一部に硬質化した鱗と尻尾をそなえる。側頭部から伸びる角は彼らの誇りであるとともに、聴覚や空間認識を司る役割も持つ。角の中は空洞で、空気の振動が耳に伝わることで聴力の助けとはなっているが、とりわけ聴力がいいわけではない。この角は折れることはあまりなく、ある大きさまで育つと成長を止める。何らかのダメージを受け折れた際には、ゆっくり特定の大きさまで再生する。
アウラは部族によりその能力や素養にあまり差がない為、見た目や性格的特徴から大きく分類すると数種族に分類することが出来るのだが、その中で社交性をもち世界と接触を持つアウラ族で最もよく知られている黎明の民と呼ばれるアウラ・レンと薄暮の民と呼ばれるアウラ・ゼラの二種族である。
・アウラ・レン
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淡く輝く白い肌を持つ。アウラは体格の性差が大きい種族として知られ、男性が大柄なのに対して女性は非常に小柄である。
オサード小大陸の中央部とその近隣の島々で、ヒューラン族など他種族と共存する道を選んだ部族で、当初は異民族として忌み嫌われる存在だったが、その武勇を知ったヤンサ地方の豪族が、アウラ・レンの一氏族と盟
約を交わし配下に加えたことで状況が一変。今や「ドマ」や「ひんがしの国」を含む東方文化圏の一員となった彼らは、その伝統に従った生き方をしている。なお豪族との契約によって地位を得たという歴史的経緯もあってか主従関係には特別に重きをおいている。中には対岸の島国「ひんがしの国」へ渡り武家として大成したものもいる。
・アウラ・ゼラ
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闇に煌めく黒い鱗を有する。長く部族間抗争を続けてきたアウラ・ゼラの肉体は、戦いによって鍛え抜かれており、単純な腕力では他種族を圧倒すると言われている。
遊牧民である彼らにとって家畜こそが富と力の象徴である。馬や野牛、異獣など、部族により好む家畜の種類は異なるが、その質や数が部族全体の権勢を意
味することに違いはない。こうした獣から得られる肉、毛、骨は余すことなく利用され、食事や衣服の原材料となるのはもちろん、彼らの移動住居となる天幕もこれらの素材によって作られている。また食事も肉だけでなく、内臓や血までが用いられる。乳製品の製造も盛んで、家畜の乳を使った酒も好んで飲まれる。彼らの天幕に入り、乳酒を振る舞われたのであれば、それは客人として一時的に部族の仲間に受け入れられたことを意味する。アジムステップに暮らすアウラ・ゼラはさらに51の部族に分かれており、部族名を名前の後ろにつけている。なお51の部族は現在確認されているものであって、分裂したり、合流することで常に新部族が生まれる可能性もある。
種族・民族図鑑~Ethnic Encyclopedia~