民俗学入門
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臨時から常時の流れ
20,30は5%オフみたいなマーケに使われてるのは面白い
血縁地縁社縁とコミュニティの話が続く
RubyコミュニティとかオタクのDiscord鯖などいろいろその辺への言及もでてくるのかな
そのへんとは趣味のつながり
「界隈」か
と思ったけど社縁は血縁地縁ではないコミュニティと言い換えられそう
線を引いたところ
米が庶民の常食として列島全域に普及するのは、二〇世紀中盤を待たなければならなかった。全国民が少量であれ日常的に米を入手可能になったのは、戦時中に制定された食糧管理法(一九四二年)にともなう配給がきっかけ。
菊地 暁. 民俗学入門 (岩波新書) (p. 52). (Function). Kindle Edition.
これ気になって米寿を迎えた祖父に聞いたら子供の頃から普通に白米食っていたそう
1940年前後だからまぁそうなのか
村ごとに風味の異なるチーズやワインといった伝統食がファストフードに押され危機に瀕していることを憂慮したイタリアのカルロ・ペトリーニ(一九四九~ )は、①伝統食の保存、②生産者の保護、③消費者の啓蒙の三つを柱とするスローフードを提唱、一九八九年、パリで国際スローフード協会設立大会を開催し、「スローフード宣言」を採択する。 菊地 暁. 民俗学入門 (岩波新書) (p. 58). (Function). Kindle Edition.
【なれ寿司】 私の生まれ育った和歌山県有田市では、海に近いこともあり、秋祭りの日に鯖のお寿司をアセという葉で包んで発酵させた「なれ寿司」や、発酵させずに酢を使った「はや寿司」が供されている。なれ寿司は保存がきくように発酵させているため匂いが強烈で、味もとても独特であるらしく、年配の人はよく食べていたが、私は食べたことはない。祖母によると、近年はなれ寿司の代わりにはや寿司を食べる家庭が増えてきているようであ 菊地 暁. 民俗学入門 (岩波新書) (p. 61). (Function). Kindle Edition.
なれ寿司好きなので悲しい
寿司以外にも、タイをはじめ、東北日本のサケ、日本海側のブリ、西南日本のカツオ、内陸部のコイなど、魚はハレの宴で大活躍する
菊地 暁. 民俗学入門 (岩波新書) (pp. 61-62). (Function). Kindle Edition.
このように、前近代の移動は「厄介ごと」であり、災害や戦乱といった、止むに止まれぬ事情でもない限り、闇雲に行われるものではなかった。それゆえ、木材を求めて山々を巡り歩く木地師、船を住処として漁撈や水運に従事する漂海民、津々浦々を巡って祈る宗教者、歌い踊る芸能者など、旅を住処として生きる人々は、歴史上、定住者の世界から特別視され、来訪が歓待される一方で様々な差別も引き起こされた。「非定住者」に対する特異な心性は、現在までの列島社会の歴史を通底するものであり留意しておきたい。 菊地 暁. 民俗学入門 (岩波新書) (p. 124). (Function). Kindle Edition.
こういう話好き
そういえば本ではこの単語は出てこなかった
鉄道という近代交通システムは、輸送力の大量化・高速化をもたらしたのみならず、移動する身体を大地から切断し、その知覚のめまぐるしく移り変わる風景に投入したことで、「パノラマ的」と称すべき新たな身体感覚を発生させた
菊地 暁. 民俗学入門 (岩波新書) (p. 126). (Function). Kindle Edition.
車や電車乗ってるだけで楽しいのはこれ
この新知覚を、旅行者と大地の間の決定的な乖離として捉えることも可能だが、反面、圧縮された風景を瞬時に閲覧する体験は、大地や風景に対する新たな認識を可能にした。地域間の異同を発見し、その要因を探求する民俗学も、そのような近代固有の認識力をドライブに飛躍したといってよい。
菊地 暁. 民俗学入門 (岩波新書) (p. 126). (Function). Kindle Edition.
民俗学者・高取正男は「中間をカットした交通形態」を指摘した(『民俗のこころ』)。交通機関が高速化するのと反比例して、「途中」に対する私たちの認識はいよいよ希薄化したのだ。特急の止まらない駅、新幹線の止まらない地域に対する認識のあやふやさを思うと、私たちの頭の中は確実に「中間をカット」されてしまっている。
菊地 暁. 民俗学入門 (岩波新書) (pp. 128-129). (Function). Kindle Edition.
リニアで認識されなくなってしまう静岡さん
ここに問題意識があるなら北海道を下道で走ってみるというのはどうか
多分気が狂う
贈与の「負い目」と四種の交換(原論) 「構造主義」で著名なフランスの民族学者クロード・レヴィ=ストロース(一九〇八~二〇〇九)は、外国を訪れた際、時間がない時でも市場だけは見るようにと薦めている。市場はそこで「価値があるとされるもの」が交換される場であり、その土地の文化を知る上で不可欠の参照点だからだろう。「交換exchange」を社会の根源として見出した彼ならではの卓見である。 これ普段から調味料とか惣菜とか眺めてるけど、「価値があるとされるもの」という認識はなかったので面白かった
「価値があるとされるもの」
よく利用するけど準備が面倒
希少価値
???
贈与の「負い目」については最近東大で研究されていた
民俗学として知られていたものが普遍人類学という枠組みを意識して数理モデルで示されているのは面白い 贈り物は受け取らねばならず、受け取ったからには相手に「負い目」を感じなければならず、その「負い目」は返礼つまり新たな贈与によってしか解消されない、
人類社会には贈与、分配、再分配、市場という四つの原理的な交換パターン
贈与は「負い目」をともなう人格的交換であり、そして商業の歴史はその人格性を消失させる方向に進み続けてきた
目の前のモノを「家」と呼ぶか「民家」と呼ぶか「町家風の商家」と呼ぶか、その解像度は目玉の鍛え方によって変わってくる これは本当にそう
そもそも言葉を知っているなど知識を事前に備えるのが大事だよな〜
「テーマ」を決めること。窓でも看板でも街路樹でも、自分なりのテーマを持って見て歩くと、風景の解析力は格段に高まっていく。工場や団地をモチーフとした作品で有名な写真家・大山顕は、特定のテーマの採集を重ねることを推奨している。目玉の千本ノックだ。筆者は、軒下の御守りや路地の小鳥居(立小便除けのアイテム)や街角の地蔵祠といった物件の採集を試みているが、数を重ねるにつれて、出現ポイント予測ができるようになるなど、まち歩きの精度が向上するのを実感したことがある。
自転車が好きなので、道端で自転車の写真をよく撮っているけど、東京で流行ってるゴツいやつを他地域ではあまり見かけないなどに気付けたりする
特に掘り下げてないがこれの傾向を単純に追ってみるのも面白いかもしれない
全会一致の直接民主制に驚かされるが、注目すべきは、単純な多数決ではないばかりか、最後の議決に至るまでは参加者は賛成とも反対とも述べていない点である。参加者は、「古文書を貸して困ったことがあった」「古文書を見せて良いことがあった」という事実関係の報告に徹しており、容易に賛否を表明しない。もちろん、「困ったことがあった」は反対、「良いことがあった」は賛成の控え目な表現なのだが、あくまで情報共有という体裁を崩してはいない。
いわゆる日本人的でかなり面白い
この「町」は、長い時間のなかで培われた独自の地縁組織で、平安遷都時には条坊制により正方形に区画されていた行政単位が、やがて、その一辺の家々が一緒になった「片側町」となり、さらに、通りを挟む二つの片側町が連帯した「両側町」となったものである 知らない言葉がたくさん出てきて笑った
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調べても全然意味わからない
イギリスでは、「フォークロアfolklore」という概念を提唱したJ・W・トムズ(一八〇三~八五)により、一八四九年、「文人、芸術家、好古家、系図研究者、その他のための情報交換誌」という副題を添えた雑誌『ノーツ・アンド・クエリーズNotes and Queries』が創刊される。ユニークなのはその紙面構成で、「ノート」という論考のほか、「クエリー」という情報提供を求める質問、それに対する「リプライ」が設けられ、読者が投稿により情報を交換し、議論を展開できる仕組みが用意された。この誌上にアマチュア研究家たちが参集、イギリス帝国の躍進とともに世界各地からの情報を交換することが可能になり、イギリス民俗学を発展に導いた。 知恵袋じゃん(?)
こういうのは小さいコミュニティでやる分には面白いんだろうな
民俗学の目的は何か。普通の人々の日々の暮らし、それが現在に至った来歴を解き明かすことである、というのが日本民俗学の創始者・柳田國男の考えである。世の中をより良く改めるには、現状がいかにして産み出され、問題点がどこにあるかを踏まえることが不可欠であり、その認識なくしては改良することもおぼつかない。未来をより良くするために現在とそれを生み出した過去を正しく知ること。それが、「経世済民」――世を経め民を済う――を掲げた柳田民俗学の企図なのだ。 役に立つ/立たないという区分を一旦棚上げして、事実と論理の前に跪いてみる。そうやって、森羅万象(universe)に対する普遍的な(universal)知識を生産し、公開し、更新し、蓄積する。そのことを通じて、結果的に一定の確率で「役に立つ知識」を提供することが、「制度」としての「大学university」ないし学問の存在意義であると筆者は思っている
ソフトウェアエンジニアだし、情報工学とかいう学際だったので本当にこういう感覚がわからなかったので、言語化されていてすごい助かった
特に「役に立つ/立たないという区分を一旦棚上げして、事実と論理の前に跪いてみる」という姿勢について
これに近い話はよく見聞きする。「役に立たない研究もするべき」みたいな。
それはそれを動かす動機がいまいちわからなくって、自分はその意見の意図を汲めなかったけど、ようやく分かりやすい姿勢が見られて感動した
書籍で紹介されていた面白そうな本
日本の伝統的な交通・輸送については神崎宣武『道の発達とわたしたちのくらし』(全五冊、さ・え・ら書房、一九八八)が秀逸。川、海、山、街道、鉄道という五種類の「道」ごとに、その物理的制約とそれに対応した移動方法が、簡潔な文章とイラストによって紹介され、世の中の進歩が交通の発展とともにあることを改めて実感させられる。写真記録では須藤功編『写真でみる日本生活図引2 とる・はこぶ』(弘文堂、一九八八)も有用。 池田進一『東北朝市紀行』(こぶし書房、二〇一四)は、写真家である著者がわずかな情報を便りに各地の朝市を訪ね歩いて撮りためた労作。地元の外に流通することもない珍しい山菜や魚が売り買いされ、地域の暮らしを支えてきた様子が旅情あふれるビジュアルから浮かび上がる 厚香苗『テキヤはどこからやってくるのか?――露店商いの近現代を辿る』
きだみのるの恩方村(東京都)、エンブリー夫妻の須恵村(熊本県)など、傑出した村落モノグラフ 菊地 暁. 民俗学入門 (岩波新書) (p. 200). (Function). Kindle Edition.
調べてみるとなかなかインパクトあるタイトルだった
リアルな対面が育む社会関係に迫った意欲作が谷口功一・スナック研究会編著『日本の夜の公共圏――スナック研究序説』(白水社、二〇一七)。ドイツの社会思想家ユルゲン・ハーバーマスが提唱した「公共圏」とは、イギリスのコーヒーハウスのような場で、見知らぬ人々が出会い議論することによって生まれる公共性に着目した概念。津々浦々にあるスナックにも同様の役割が認められるのではとの仮説から、その制度的、社会的来歴をひも解いたのが本書で、酒とカラオケが産み出す「日本的」公共性の実相が抉り出される。 スナック文化あまりわからないから気になる