「何であるか」を対象とその外側との相互作用で考える
「何であるか」と「何をするか」を分けて対象を捉えようとするとき、どこのその線引があるのだろうかと考える。直感的には「何であるか」は対象に閉じたもの、「何をするか」は対象が何かに対して起こす作用であると思っていのだが、むしろこれは逆なのではないかと考えるようになった。
「何であるか」は「何でないか」を考えることと同じである。「何でないか」を考えるとき、対象ではない別の何かを認めているのである。つまりは、対象の外に広がる想像をもって、対象とそうでない別の何かの関係を見ていることになる。関係は相互作用によって意味づけされるものだろう。従って、「何であるか」は対象とその外側との相互作用を見ることによって定義されるものと言えそうである。
一方で、「何をするか」は対象とその外側との相互作用において、対象がどう振る舞うのかということであって、むしろ対象に内在する性質・機能なのである。「何であるか」、つまり対象とその外側の全体観、が場になっており、その場において対象に内在する性質・機能が「何をするか」であると捉えることができる。
TODO: 次と逆を言っているように見えることについて追記したい