相対主義の強度
#言葉 #思考の癖
性質を表す言葉をループさせると簡単に相対主義的な主張を作れる。
たとえば「なんでもハラスメントというのがハラスメントだ」と「バカっていうやつがバカなんだ」は構造が同じである。
話に詰まったときになんとなく「結局 〇〇 すぎることが一番 〇〇 なんだ」という構造の文を喋ってそれっぽく終わらせる手法があるが、あまりにも誰でもできるせいでほぼ全く説得力がないフレーズになってしまった。
相対主義がなんとなく「弱い人間」っぽく見えるのは、内容よりも形式に頼って主張が生み出される点にあるのかもしれない。
逆に形式的な矛盾を狙わずにストレートに相対主義的な内容の文を見るとつい感心してしまう。
これも一種の #無敵ワードを避ける 心理かもしれない。
ref: #「Aなのが悪いのではなく、過剰にAなのが悪いのだ」というフレーズは情報量がゼロ