カットのアウフタクト
260123_サビのアウフタクトについて考える
サビの頭でカットを割らない。
次カットの構成要素を先出しする。
思い出し次第追記。
MC Taniguchi - やっていこう(Dir MC TANIGUCH])
https://youtu.be/L24wHNtQbPM?si=7JwCc5n9XQQnNyww&t=9
明快で秀逸なカットのアウフタクトの事例。サビの入り「やっていこう」のうち「やってい」が楽曲的なアウフタクトにあたるが、映像のカットもそれに合わせて割られている。「やってい」でズームしたMC Taniguchiが映し出され、頭拍の「こう」で一気に引く。サビ頭の効果音も相まって音と映像が気持ちよく噛み合っている。
アニメ『推しの子』3期OP - ちゃんみな「TESTME」(Dir 猫富ちゃお)
https://youtu.be/QgIQbeRzkkc?si=ItrNCMOV14bUvK5M&t=33
サビ前のキメの音をジャンプカットで拾いつつ、頭拍で4人が決めポーズをとる。頭拍を照明の点灯で拾っている。ジャンプカット部分で各キャラの顔をアップで見せて、サビの入りは後ろ姿でキメるというのがカッコいい。サビ直前の4人が棒立ちの状態では配置がアンバランスだが、サビに入って決めポーズをとると構図がバシッと決まる感じもカタルシスがある。
https://gyazo.com/c4ae1d6580308f83a956d3a1baa709cfhttps://gyazo.com/1fa960e311489a802330516a3bb53637
アニメ『野原ひろし 昼メシの流儀』OP - Mega Shinnosuke「ごはん食べヨ」(Dir ヲタきち)
https://youtu.be/i2XITie-LVQ?si=qU1GZF476nbEJkZe&t=58
サビ前のキメを音ハメで拾いつつ、無地空間にひろしが左からフレームイン、そのまま頭拍でカットを割らず、ひろしを大きく引いて見下ろしながら空間が広がっていく。ここまで紹介した事例はどれも頭拍の音を点で拾う演出を何かしら用意しているのに対して、このOPは頭拍をスカして、そこからじわりと画面が引いていく。音におもねらない、その堂々たる演出に痺れる。
アニメ『ウィッチウォッチ』OP - YOASOBI「Watch me!」(Dir 石谷恵)
https://youtu.be/a_NB6QkfzAM?si=z3c-YWQkoKxj9Btu&t=47
OP楽曲のクレジットが曲のアウフタクトのタイミングで小さく先出しされ、頭拍で一気にこちらに迫ってくる。画面手前からフレームインしたニコが画面奥に行って魔法をかけ、その魔法でクレジットが巨大化する……という細かい演出がうれしい。そのあとニコが容赦なくクレジットに被ってくるのもすごい。
DECO*27 - ルーキー(Dir DMYM)
https://youtu.be/owv06htaoI8?si=XzzvYGfdiokvuPLN&t=37
サビ前の静寂でミクが暗く登場、アウフタクトで視線だけまずこちらを向き、頭拍で首もこちらを向きつつ、画面が明るくなる。手前をピンボケでなめている髪の毛もインパクトがある。
神っぽいな / ピノキオピー 歌ってみた【渡会雲雀/にじさんじ】(Dir Gene)
https://youtu.be/6nZv4Dgrt_A?si=IaFvjLKsjffpbWT0&t=48
サビ前のブレイクで「神っぽいなそれ卑怯」の文字が輪郭線だけの状態でフレームイン、頭拍で黒背景がイラストに切り替わり、同時に文字に色がつく。秀逸なカットのアウフタクトの事例。