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-- まえがき --
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無線家は『消費者』ではなく『開発者』であること、『発信者』であること・・・ 2023/10の⚡️サイクル1、2024/3の⚡️サイクル2に続き、3回目の開催となる「電波文化祭⚡️サイクル3」を2週間後に控え、「発信することこそ電波文化祭の役割」と考えるようになりました。なぜ発信することにこだわるのでしょうか。
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それは「自らの考え・大切にしていることの発信」が、創造の第一歩となるのだから。出展・発表のハードルを下げることにより、今まで出展・発表したことがない人を参加者全員で応援し、一人でも多くの人に発信者となってほしいからです。
そして出展・発表に続き、執筆においてもそのハードルを下げることにより、誰か一人でもいい、ともに挑戦する発信者となってほしいのです。ひとりで同人誌を執筆するにはハードルが高すぎる。書いたところでなかなか読んでもらえない・・・
そこで電波文化祭に集まった有志が原稿を持ち寄り、「合同誌形式なら出版できるでは」と思いつき、ハムフェア2024開催日に合わせ創刊することになりました。
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インターネットが普及し始めた1990年頃、ネットとは「無料で色々な情報を手に入れるためのツール」だと思いましたが違いました。そうではなく「自分が伝えたいメッセージを世界に向けて発信できること」こそ、ネットの価値と気づいたのです。
発信者になることを心掛けると自分が変わったことに気づきました。仕事をしている時、会話している時、食事をしている時、ベッドに横になっている時でさえ、常に取材する気持ちで、自分の考えをまとめるようになったのです。個人個人が体験を通して得た知見を、自分の中だけに留めておくのではなく発信すべきなのだと。
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「フレンドシップラジオカタログ」では必ずしも無線だけを取り上げるのではなく、むしろ無線の枠組みを超越するものを取りあげていきたい。とはいえその全てを取り上げるのでなく、下記3項目のフィルターを通ったものを掲載していきたい。
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名スピーチとして受け継がれるスティーブ・ジョブズのスタンフォード大学の卒業式のスピーチで、ジョブズは「Whole Earth Catalogue」について言及しました。ジョブズも多大なる影響を受けた一人でした。フレンドシップラジオカタログは「ホールアースカタログ」に敬意を表し、ブックでなくカタログと名付けました。
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電波文化祭は誰からも「70点」もらうことを目指しません。ある人には「0点」だとしても、ある人からは「100点」をもらえるイベントを目指しているのです。
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「フレンドシップラジオカタログ」も同じです。99人の胸に届かなくても、たった一人の胸に届けばいい。そのつもりでいつまでも、コピー本で出版していきます。
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『生きている意味を創り上げ、完成させた時にこそ、最良の人生を生き抜いたこととなる』。今を大切に生きること。素晴らしいと信じる仕事を続けること。素晴らしい仕事をする唯一の方法は、それを愛すること。私も自分が創るモノに、精一杯の愛情を捧げよう。
- Stay Hungry, Stay Foolish -
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