飲みニケーション
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これまで、絆を強めるさまざまな行為それぞれについて見てきたが、 あと一つだけ、忘れていたものがあった。それは宴会だ。人間の社交生活の大きな特徴である宴会に、エンドルフィンが関わっていないなど、私にはとても考えられなかった。 その思いをさらに強くしたのが、 共同研究者のフィンランド人神経科学者から聞いた話で、彼は、アルコールは絶対にエンドルフィン系を刺激する、 だからアルコール依存症を治療するクリニックはナロキソンなどのエンドルフィン阻害薬を使っているのだ、と言っていた。 また、エンドルフィンが霊長類の毛づくろいに果たす役割について実験研究をしたバリー・ケヴァーヌ (彼のその研究が、 私が本書を書くきっかけにもなった)は、 食べることにもやはり毛づくろいと同様の効果があるはずだと指摘していた。 食べ物の摂取と消化で生まれる熱が、 豪勢なお祝い料理がもたらす満腹感と組み合わさることでエンドルフィン系が刺激されるというのだ。なぜ私たちは友だちをつくるのか ロビン・ダンバー・203ページ 要するにオフ会、めっちゃエンドルフィンでるってことなんだよな。