雨が降るまで雨乞いする
やれるだけやったと思えたとき、これ以上可能性がないと思ってあきらめたくなったとき、 肝に銘じるべきことがある。 まず、 あらゆる可能性を試したと思っても、まだ可能性は残っている。 そして、 表向きには目に見える変化がないにしても、 内側では少しずつ変化が起こっている。 さらにチャレンジし続ければ、「この状態」 から 「あの状態」に突然変わる瞬間、 すなわち臨界点がやってくる。アメリカインディアンの雨ごい師であるレインメイカーが雨ごいの祭りを行うと、必ず雨が降ったという。 レインメイカーは一度も失敗したことがなかった。 どうしてそんなことが可能なのだろうか。 彼の真心に天が心を動かされたのだろうか。彼が雨を降らせる秘法を知っていたからだろうか。 いいや、答えはただひとつ、 彼は一度祈り始めると、雨が降るまでやめなかったからだ。「後回し」にしない技術 「すぐやる人」になる20の方法 / イ・ミンギュ 240ページ