障害の社会モデル
しかしこれは同時に、権利という言葉で普遍化しにくい事柄が、問題解決に向けた取り組みのアジェンダ(議題) 設定から外されやすいことを意味している。 事実、障害者運動や障害学において 「社会モデル」をとおしてこれまで認識されてきた社会的障壁の範囲は非常に限定的だったのではないか、 それにより障害者が直面する多くの困難経験にアプローチし損ねてきたのではないかという批判が近年提出されている (12)。清水晶子,ハン・トンヒョン,飯野由里子. ポリティカル・コレクトネスからどこへ・125 ページ