賢い若い人バイアス
バイアスというか誤謬というかCognitive Closureというか。
賢い若者であるとはどのようなことか。
(What Is It Like to Be a Smart Young Man?)
仮にここではSmart Youth Fallacy(賢い若者の誤謬)とでもしておこうか。
"The mistaken belief—common among intelligent young individuals—that intellectual ability alone is sufficient to grasp all relevant truths, blinding them to perspectives shaped by experience or humility."
自分が賢くて若い(特に)男性だと、自分に「見えてない」ことが見えなくなる。
「バカのほうが賢い人より」「老人のほうが若い人より」よく見えることがある、という事実自体に気づかない。
あまりに無徴な存在なので、自分がいかに認知的負荷がかかっているのかがわからない。
「自分より年長の者は、自分が思考しうる限界を超えた、経験を積まないと腑に落とすことができないような種類の知/智を持っている」という発想が、昨今の若者は特に、持つことができない。
......ということを老人は知ってるのだが、若者は老人がそんなことを知っているということも知らない。
若者が何を知らないのかをぼくらは知らない参照。若者。