正しさを貫く
これは、要するに「負け戦覚悟の少数の仲間を励ます」という、まったくもって狭い「政治」です。社会の少数派として正しさを貫くということ以外に、人々の力を引き出す働きとなっていません。こんな発想に留まっている間は、我々はつねに負けます。この発想を見てお分かりのように、要するに、こんな風なことを言って開き直って、そして負けるのは、我々が「子ども」だからです。
なぜリベラルは敗け続けるのか
岡田憲治
p.43