正しさよりも大事なものがある
「正しさ」とか、「客観的な事実」のことは忘れましょう。それは問題ではありません。大事なことは双方の主観のみであって、対話とは主観と主観の交換です。 / 「あなたは主観的だけど、私は客観的」みたいなことを言っているうちは、対話になりません。どっちも主観的なんです。だから、ときには主観どうしが対立してもいい。妄想を語る人に対しては、「私はその経験がないから、よくわかりません」と言ってかまわない。「よくわからないんだけど、興味があるので、もっとくわしく聴かせてください」と。そうすると喜んで語ってくれることが多いです。やってみたくなるオープンダイアローグ 斎藤環 水谷緑p.97 正しくあることと親切であること。選択できるなら常に親切であることを選べ。例外はない。