平家物語を読む
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以前1巻で飽きてやめちゃったので今度は完読したい。前に毎日プルーストを読むってやって、それで読破したことあるので同じ方法で取り組む。毎日50ページずつ読む。早く読む必要も特にないし。読む時は必ずポモドーロを回すこと。 第1巻
有名なオープニング。
清盛の父、忠盛のエピソード。
貴族にむっちゃいじめられてた。最初は闇討ちされそうになるが部下が伺候していたのでことなきを得る。そうすると今度は「瓶子(へいじ=平氏)の酢甕(すがめ=斜視)」と揶揄われる。
帯剣していたので刀なんかもってと言われるが実は木刀。忠盛は抜け目ないし、歌の才能もあった文武両道のクレバーな人間として描かれる。愛妻家でもある。
清盛がめちゃくちゃ出世する。出世したのは熊野詣のときに船に1匹の鱸が入ってきた。「それは霊言あらたかなものです。食べなさい」と言われたので調理してみんなで食べた。その後、破竹の勢いで太政大臣にまで上り詰める。
有名な「平家にあらずば人にあらず」を平大納言時忠が言う。
赤い服をきた中学生くらいの子ども、短く髪を切ったのを300人くらい京に行き渡らせて、平家の悪口を言うものをすべて六波羅に連れていった。メディアからおさえる。やり口が安倍と同じだ。
息子はみんな重役に、娘はみな高貴な人に嫁ぐ。ほとんどの国を平家が治めることに。
祇王と祇女という姉妹。白拍子という芸能をしている。その才能を買われ、清盛の寵愛を受ける。あるとき、京都で白拍子では右に出るものはいないという仏という女が清盛に「芸を見てほしい」とやってくる。清盛は祇王がいる、こちらから呼んでもないのにくるとは、帰れと追い返すが、祇王は「同じ身の上で他人事には思えない。会うだけでも会ってあげてほしいと言う。
結果、仏の舞を見た清盛は仏に惚れ込む。仕えろと言うが仏は祇園様がいるので......と辞退する。が、清盛はそんなに言うなら祇王は追い出すと言う。仏はとんでもないというが、清盛は早速祇王を追い出してしまった。
3年も一緒にいたのに、あっという間に追い出された祇王。出る家の襖に「萌え出づるも枯るるも同じ野辺の草いづれか秋にあはではつべき」(春の草も秋の草も同じ草。すべて秋には枯れてしまうのです)と歌を書いて残す。