学習性無気力
この様な実験の説明の最後に次のように書いている。 電撃に対して自分はどのように行動しても、それをコントロール出来ないと学習することこそが、 絶望感、無力感を生む。 So it is not trauma in itself that is sufficient to produce failure to escape but learning that no response at all-neither active nor passive-can control trauma. P.27「やる気がでない人」の心理学 加藤諦三・位置2011 人間は鼠と違い未来を想像出来る。 そのために一度逃避不可能な電撃に類する状況の体験をしてしまうと、今度は 「そうなったらどうしよう」 という心配が始まるのではないか。 それが鬱病者の未来への悲観主義ではないだろうか。未来を明るく考えられない。 何時も何時も悲観的に考える。 鬱病者の心理の特徴として、未来や自分や、 自分を取り巻く世界に対する悲観主義があげられる。「やる気がでない人」の心理学 加藤諦三・位置939