商品サービスの再定義
https://gyazo.com/d3bf22b39c545daab5c63aad989c4721
アンカリングのおもしろい例。
ご存知の通り、殿方のエロ供給サービスだが、ちょっとニッチなんだよね。自分も使ったことないし、これをどう使えばいいのかわからん。わざわざこのご時世、エロDVDを見るためにお店使うのか?っていう。
ところが「ホテルがライバル」と銘打つことで、そんな自分にもDVD鑑賞が選択肢として入ってくる。「で、いくらなんだ?」。値段くらいは聞いてみたくなる。
DVD鑑賞店舗は別に「どこのDVD鑑賞に行く?」って選ぶものではない(同業者は競合ではない)。フラッと「そういえば入ったことねえな」「入ってみる?」みたいに、飲み終わったときのノリとかで入るものなのでは。
「ホテルがライバル」と言うことの効果。
アンカリング。ユーザーはホテルと比べて、その価格とサービスを比較検討することになる。
サービス内容もイメージしやすくなる。正直、入ったことない人にとっては「DVDはたくさんあるんだろうけど、それ以外に何ができるのか全然イメージできない」。
エクスキューズ/言い訳。言うてもエロ。入りにくい。「べ、べつにエロに興味なんかないんだから! た、単に泊まるところないからってだけなんだからねっ!」。
実際この店舗の真横にホテルあるのもおもしろかった。
ついでに「完全個室」「全室防音」で不安解消。隣の音聞こえたり、こちらの音聞こえるのは嫌だもんね。
売れないものを売るんだぜ