味方の極論を批判する
政治や道徳をテーマにした会話では、道徳の範疇で互いに賛成できる論点を見つけることが、 ほとんどの場合に役に立つ。 ほぼすべての会話において容易に合意を見出すことができるポイントが一つある。 それは自分の側の極論の持ち主がいかに行きすぎているかを指摘することだ。 会話のパートナーがあなたとは真逆の政治観をもっている場合、 相手はあなたの側の極論の持ち主のことを信用していないだろうから、そのことに同情を示すことで、互いに賛成できる論点をいとも簡単に作ることができる。話が通じない相手と話をする方法 ピーター・ボゴシアン ジェームズ・リンゼイ ・位置1248
実際上はこれと真逆をしている。すなわち、相手に一切の同意を示さないために、
極論や極論を振り回す人であっても擁護したり、批判をあえてしないで沈黙する。
相手が味方陣営を批判もしているのにそれについては見ないフリをする。
「フェミニストはこの件についてだんまりなのはなぜ?」
別にだんまりではない。
だんまりな人がいることからそれが全員だとは言えないし(存在量化と全称量化の混同)
仮に全員だんまりでも「理想の話者」がそうであるとは限らない。