分断を煽らない
一度選挙を経験すると、公職選挙法は謎ルールだらけでクラクラする…。 / とはいえ、出馬という形を選び、有権者の方に一票という形で思いを託してもらう以上、公選法を理解し従うのは当然のことで、選挙初心者の多いチームみらいは公選法の勉強会を何度も繰り返し開催した。
小林さやかさんは個人的に尊敬していて応援していた候補で、他党ながら当選の報はとても嬉しかった。 / けれど、明らかな公選法違反が自分の陣営で起きた時に「知らないところで起きていた」は、さすがに不誠実ではないかと感じてしまう。標旗って、選挙活動で毎回一番優先して確認するものだよ…。 / (選挙期間中、我々は千葉県の国民民主党陣営から割と嫌がらせを受けたということもあり、多少私情が混じってはいる) ここの話運びもエグい。「尊敬していて応援していた」「当選の報は嬉しかった」からの「不誠実ではないかと感じてしまう」の流れも完璧だし、と思ったら、そこから「そう感じてしまう自分には私情が混じってる、そのことを伝えないと不公正だろう」とでもいうかのように、わざわざ「嫌がらせを受けた」「事実」をSNSで開示するこのテクニック......。
これに対し「これは分断を煽っていて、チームみらいの価値観に反するのでは?」と支持者からツッコミが。
いや、これは別に分断を煽っているわけではないという擁護論も。
とまあ、本当にそう取ってもらいたい通りに取る支持者もいる。
チームみらい、デジタル大好きなくせに、この手の価値観の部分は相当曖昧。 「批判と分断は違う」とのことなんだけど、だとすると「不誠実である」のような批判は当然していいことになるし、嫌がらせについても堂々とこんなことがあった、と具体的に書くべきではないか。