依存症の反対は「つながり」
FULL POWER 科学が照明した自分を変える最強戦略 ベンジャミン・ハーディp. 146ページ
依存症の反対は 「つながり」 だ。 依存症とは実のところ、 人との健全なつながりの欠如が顕在化したもので、孤立と孤独の産物であり、さらなる孤独を生む悪循環を作り出す。
FULL POWER 科学が照明した自分を変える最強戦略 ベンジャミン・ハーディp. 147ページ
TEDトーク「依存症 間違いだらけの常識」の中で、 ジョナサン・ハリは依存症から脱出するには人間と深くつながることだと説明する。 自分の行動は、自分だけでなく他の人にとっても大切なのだと信じる必要があるのだ。ハリは TEDトークの中で、次のように話す。 「みなさんが TEDに来るチケットを買うお金があるということは、今後半年間、 ウォッカを買って飲み続けるお金もあるということです。でもそんなこと、しませんよね。そしてそれをしない理由は、誰かに止められているからではありません。 あなたが一緒にいたいと思う人との、絆やつながりがあるからです。 あなたには大好きな仕事や愛する人、 そして健全な人間関係があります。 依存症の核の部分にあるものはつまり、『(一般的に思われるような) 人生に耐えられない』 という思いではないのです」 意義深い人間関係がないとき、 その空洞を他の何かで埋めようと必死に探し求めるのだ。
FULL POWER 科学が照明した自分を変える最強戦略 ベンジャミン・ハーディp.159ページ
依存は実際のところ、 何か他のものに置き換えない限り克服などできない。 ぽっかりと空いた穴を埋める必要があるのだ。