人生で読める本は最大三万冊
世の中に、本というのは 「無数」 に存在している。 実は有限なのだが、 個人が読める量では全然ない。 人生は多めに見積もっても三万日だから、 毎日一冊読んでも、僅か三万冊しか読めない。 だいたい国内では、平均して一日当たり二百冊の新刊が出ているそうだ。 一日に二百冊を読んだとしても、これから出る本が読めるだけで、 過去の本までは手が回らないし、 本を出しているのは日本だけではない。
読書の価値
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森博嗣
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