フロー状態
「フロー状態」とは何らかの活動に専念していて、それを心の中で楽しんでいる状態を指す。 フロー状態にいるとき、人は自分のしていることに時間の経過を忘れるほど没頭している。 クレアモント大学院大学のM・チクセントミハイ教授は 『フロー体験』(世界思想社) の中で、フロー体験にはポジティブな作用があり、 よりよいパフォーマンスにつながることを指摘している。 チクセントミハイ教授によると、フロー体験の特徴は次の6つの要素である。 ① 専念と集中 ②活動と意識の融合 ③自己認識感覚の低下 ④状況や活動を自分で制御している感覚⑤時間感覚の変化 ⑥活動に本質的な喜びを見いだすこと フロー状態に入るには少し時間がかかることもあるが、課題に専念していて集中していれば、フロー体験をしやすくなる。 非常に困難な課題ではなく、適度に困難な課題に取り組んでいると、 さらによい。 実際、 多くのビデオゲームがそういうレベルに設定されている。 だからゲーマーはビデオゲームにはまってしまうのだ。> 後悔しない時間の使い方 ティボ・ムリス 160ページ