ノートは流動的な作業スペース
ではここで質問です。 みなさんは、ノートをどんなツールとしてとらえているでしょうか。 「要点を書きとるためのもの」 「アイデアをまとめるもの」 「記録として残すもの」......いずれも 「書くこと」 が前提になっていると思います。 しかし、ここでご紹介したいノートとは、 「書くため」 だけのものではありません。考えるために 「頭も手も使う」、流動的な「作業スペース」 です。 今、「手も使う」と申し上げましたが、「手で書く」ということが非常に大切なポイントです。 大事な要素を聞き出し →要点を整理し→ 本質をつかみ→結論を導く。 第2章でもお伝えしますが、 このすべてのプロセスをパソコン上で行なうのには限界があります。 これこそが、ノートを「書く」 理由です。 このプロセスを、ノートという「作業スペース」 の上で、手と頭をフル活用して行なってこそ、 本質を的確に導き出すことができるのです。世界のVIPが指名する 執事の手帳・ノート術 新井直之 13ページ