ほぼ誤タップ
いいねやリツイートを「ほぼすべての」投稿に対して押すこと、押す人。内容に対して正確に理解をした上での同意ではなくても、何なら中身を読まなくても、タッチスクリーンから数ミリ離れた場所から、指の力を抜いて重力に任せてその指を落とすだけで、人間社会の中で「特定の言語行為」をしたもの、場合によっては高度な倫理的行為・政治的行為をしたものとして扱われることすらある、ある種の身体反応のこと。
「ほぼ誤タップ」した通知が相手に行く。すなわち「あなたの投稿をXさんがいいねしました」「リツイートしました」と表示される。このことによって自分の存在を相手にアピールすることができる
SNSでは「ほぼ誤タップ」はアルゴリズムに有利に働く。いいねやリツイートをすると相手のおすすめに表示されたり、投稿が表示されやすくなる。
コストはほぼかからない(内容すら読んでいなくてもいい)のに効果が高い。政治家の握手と同じ。 ほぼ自動じゃねーか!とツッコミたいが「本当にどれにも共感したので押しただけなんです!」と言い逃れされてしまう。
要するにSNSは基本的に「スパムと言われない上限でいいねやシェアをする」のがいい。 「ほぼ誤タップ」と「いいね」とを分けるべき。「ほぼ誤タップ」は「いいね」ではない。