こんな白米のおかずは嫌だ。どんなおかず?
まず「おかず」という観点から行くと「食べられるもの」か「食べられないもの」かでわかれるはず。「食べられるもの」がおかずになるのは常識なので、ズレということで行くと「食べられないもの」のほうが一見回答が作りやすい気がする。
まず「食べられるもの」で考えた場合、「嫌だ」の内容をどう捉えるかでズレを作ることができる。普通に常識で考えれば「嫌だ」は「まずい」だけれど、それではズレが発生せずおもしろくない。また味覚の話になるため「え?意外とおいしいのでは?」ということにもなりかねない。
「白菜の砂糖炒め」
この回答は「嫌だ」を「まずい」と捉え食べ物で回答した例だが「砂糖炒め実はおいしいんじゃね?」とか「砂糖と米、合うっしょ」となってしまう。
「かき氷」
ごはんは基本あったかいという常識とのミスマッチ。食感でもミスマッチ。この線の回答では「いい線いってる」かもしれないがやっぱり弱いなー。
なので「嫌だ」のミスマッチのパターン、他にないかを考える。①おかずじゃない。②食べるシチュエーションが違う。③なんらかの事情で食べにくい意味が付与されてる。他にもあると思うが、この3パターンで考えてみる。
バター塗ったパン
ドリンクバー
ローカット玄米
①のおかずじゃないパターン。「おかずじゃない」はA:主食かB:ドリンク類その他か。主食の場合、パン、じゃがいも、パスタ、麺類、タロ芋。そんなところか。あんまりズレが生まれにくい。
アフターヌーンティー
ドンペリ
②のケース。アフターヌーンティー=ごはんのあとに食べるものというズレ、ドンペリ=ごはんの日常性との異化効果。
海原雄山の食べ残し
叶姉妹の残飯
(お好み焼きでメシが食えるかどうか論争が終わった後に)さ、どうぞ(お好み焼きと白ごはんが出される)
(気分をハッピーにしたいときは?)ラッキーカラーのピンク色のしいたけ (しいたけ.シェフが毎日つくってくれる)
梅干し一個(思想強ッ!!)
③のケース。最初の2つは「おいしいんだけどなんかイヤ」を狙ってみた。お好み焼きは「お好み焼きはおかず?それともごはん?という議論になっている」という常識を前提に、そこからお前どっちやねんという気まずさという「嫌」を狙った。しいたけは「しいたけ占いは色占い」という常識を前提に、「いや、おかずが色で決まるて」の最も過激なケースを考え、しかもマジックマッシュルームとかそういうイメージをかぶせてみた。最後の梅干しのはおかずとして全然フツーなんだけど「日の丸弁当」って思想強いやろっていう、「見方」のズラし。「常識」が実はそれ自体ボケてるよなってことなんだけど、「日の丸弁当の何が思想強いんだ」って人にはまったくウケない。
今度は食べ物じゃないケースを考えてみる。狙いすぎると「おかず」と言う必然性が薄れるので、こちらの線で考える場合、「なぜ食べ物じゃないのにそれなのか」という常識とのつながりを、どこかでつくるとよいかもしれない。もしくはイメージとしてなぜか単純におもしろいか、など。いろいろあると思うけど、一つだけ。
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ノリノリのたま
「サザエさんの有名なシーン」という常識とのミスマッチと、ごはんにかけるものと言えば?→「のりたま」からの「のりのりのたま」というダジャレ。「これから食べられるのにノリノリなんかーい」というツッコミ待ちで。これに対して
のらないたま
という回答もあった。こういう被せ、とても大喜利っぽい。