relevant
monoui.iconさんの日報でも話のあったrelevant(レリバント)とかrelevance(レリバンス)の訳語や概念の問題。もち.iconに聞いたらわかりやすく解説してくれた。簡単に言うとレバーと語源が同じ。つまりレバレッジと同じですね。レバーでホニャホニャする、という意味。
### **「relevant」と「leverage」の語源的関係**
1. **relevant** の語源
- ラテン語 *relevare*(再び持ち上げる、軽くする)
- 中世ラテン語 *relevans*(持ち上げる、支える)
- 英語 *relevant*(16世紀後半、法律用語として登場)
2. **leverage** の語源
- ラテン語 *levare*(持ち上げる、持ち上げて動かす)
- 古フランス語 *lever*(持ち上げる、上げる)
- 英語 *leverage*(19世紀に金融・物理学用語として登場)
### **共通点**
- **どちらも「持ち上げる」「軽くする」「高める」という概念に基づく**
- *relevant* は「持ち上げて目立たせる → 重要性を持つ」という意味に発展
- *leverage* は「てこの力で持ち上げる → 影響力や効率を高める」という意味に発展
### **違い**
- *relevant* は「状況や文脈に対して適切である」という意味
- *leverage* は「てこの原理のように少ない力で大きな影響を与える」という意味
つまり、語源的には兄弟のような関係にあるが、**「何かを持ち上げること」の意味が、抽象的な重要性(relevant)と、具体的な影響力(leverage)に分岐した**と考えられる。
要するに「思考的にレバレッジがきちんとかかる」「思考的に力がきちんとつたわってく」かということ。