ネットもテレビも遅すぎる
それが「単なる情報」 であるならば、ストレスなく、 短時間でたどり着きたい。 情報に、そこまでの時間をかける余裕は、自分の人生の残り時間を考えると、 とてもない。 映像も “速読〟 したいのである。 ネットも同じだ。 思わせぶりな見出しにつられて画面をクリック。 しかし、 知りたい情報に至るまで、何回画面をクリックしなければならないのか。 ネットもテレビも、 「遅すぎる」。 ネットニュースは紙のメディア以上に、「見せ方」 を重視する。 「有料会員になると続きをお読みいただけます」 ボタンをどうすれば押してもらえるか。 釣り、 とはいわないまでも、工夫して見出しを考える。 リード部分を切る。 たしかに上手なもので、続きを読んでみたくなる、 ボタンを押したくなるものばかりだ。 そして、 後悔することが多い。 時間がもったいない。 百冊で耕す〈自由に、なる〉ための読書術 / 近藤康太郎 15ページ
読書が実は一番「速い」メディアだという重要な指摘。
動画は自分のスピードで読めない、2倍速しても時間をたくさんとる、みたいな話もそうだけど、ここではそれ以上に「無駄にアテンションを稼ごうとしてくる」メディアは実は速いように見せて「遅すぎる」のだという気づき。
でも、これ、別に本だったらいいのかというとそういうわけではなく、今の本は「ネットを紙にしただけの流行りもの」がむちゃくちゃ多い。だからこそ「読むべきものを厳選する」態度が必要になってくると思う。